エラ アンド ベイシー!



スピーカーをそれまで使っていたタンノイ:スターリングからアヴァロン:エクリプスに替えてひと月余りが経った。タンノイのエントリークラスであるスターリングと比べるのはちょっとナンだが、アヴァロンにしてからスターリングで感じていた不満がほとんど解消した。中低音分解能の向上、音場の前後左右の広がり、加えて小音量でのバランスの良さ、いずれも相当レベル向上した。こうなると駆動するアンプや入力系も高解像度路線の今風のもので揃えてみようか、アンプはセパレートにしてと、遊び心がくすぐられる。たまたまオーディオ系のポータルサイトでラックスマンの新旧トップモデルの比較記事など見つけ、まだぞろ血が騒ぐ。L-570もD-500も大のお気に入りだが、比較すると隔世の感有りなのかと。


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そんなことを考えつつ、今夜は久々にジャズを。
エラ・フィッツジェラルドがカウント・ベイシー楽団をバックに歌った、その名も<Ella and Basie!>というアルバム。1963年録音。手持ちの盤は90年代初頭に出た国内盤CD。収録曲は以下の通り。お馴染みのスタンダードが並ぶ。

 1. ハニー・サックル・ローズ
 2. ディード・アイ・ドゥ
 3. イントゥ・イーチ・ライフ・サム・レイン・マスト・フォール
 4. ゼム・ゼア・アイズ
 5. ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー
 6. 二人でお茶を
 7. サテン・ドール
 8. アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト
 9. シャイニー・ストッキングス
 10. マイ・ラスト・アフェア
 11. 浮気はやめた
 12. 明るい表通りで

今どき女性ボーカルというと、小編成のコンボバンドをバックに歌うスタイルがまず目に浮かぶが、50~60年代のモダンジャズ全盛期、多くの歌手はダンスバンド専属の歌い手としてそのキャリアを開始するのが一般的だった。エラ・フィッツジェラルドも十代の終わりにハーレムのダンスバンドの歌い手となった。以降、エラは数多くの録音を残した。ぼくはそのうちごく僅かの盤しか知らないが、このカウント・ベイシーとの協演は中でも素晴らしい一枚だと感じる。当時40代半ばのエラの声はツヤとハリがあり、アップテンポではキレよく、バラードではしっとり、しかし嫌味にならず、さすがの歌唱を聴かせる。

そんなエラに負けず劣らず素晴らしいのがベイシー楽団のバックだ。名アレンジャー、クインシー・ジョーンズの編曲の妙もあって、単調な歌伴とはひと味もふた味も違う。クインシーのアレンジは、音数はむしろ少ないくらいで、エラの歌唱を邪魔することはなく、要所要所でホーンセクションがキレのいい合の手を決める。全体として、ビッグバンドからイメージするガンガン行くぜ的な雰囲気は微塵もなく、整然としていてうるさくない。節操のない暑苦しいビッグバンドはちょっとという向きにはイチオシのアルバムだ。


<二人でお茶を>



<シャイニー・ストッキングス>



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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