カラヤン&VPO <ウィンナ・ワルツ・コンサート>



時折り薄日が射す一日。格別の用事もなく終日在宅。午前中ひとしきりギターを弾く。旧友Y氏お薦めのホ短調版のバッハ:シャコンヌをつまみ食い。セゴヴィア編以来の原調と同じニ短調版とは趣きを異にする響き。開放弦が使える箇所が少々増える。弾き易さは一長一短で何とも言えないが、ホ短調はギターにはよく合う調整なので、遊んでみるのも面白いだろう。
さてさて、明日からまた一週間が始まるという日曜の夜。きのうの記事で思い出し、カラヤン&ウィーンフィルのデッカ録音から、この組み合わせならではの一枚を取り出した。


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カラヤン&ウィーンフィルによる一連の60年代初頭録音の中の一枚。手持ちの盤はきのうの<惑星>同様、70年代中庸にキングから出ていた廉価盤シリーズのもの。近所のリサイクルショップのジャンク箱にて@100円で捕獲。盤質きわめて良好の拾い物。収録曲は以下の通り。

A面
 ・J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』序曲
 ・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『うわごと』
 ・J.シュトラウス2世:『アンネン・ポルカ』
B面
 ・J.シュトラウス2世:喜歌劇『ジプシー男爵』より序曲
 ・J.シュトラウス2世:『狩のポルカ』
 ・J.シュトラウス2世:『ウィーンの森の物語』

ウィーンフィルの<惑星>というと、少なくても60年代初頭には意外性MAXの選曲だったろうが、ウィンナワルツ集となれば、これはもう直球ど真ん中のストライクとでもいうべき盤だ。そしてその期待通り、演奏も素晴らしい。今ほどグローバルになっていない時代、ウィーンフィルにはまだ男性団員はゼロ、コンサートマスターはボスコフスキー…つまりはひと昔、ふた昔前のウィーンフィルの音色と歌い口が楽しめる一枚だ。

ここでもカラヤンは手兵ベルリンフィルとの録音と異なり、ウィーンフィルの自主的な演奏スタイルや音色感に多くを任せている感があり、ほとんどスタジオライヴを思わせるノリの良さがある。といっても、それは同じ60年代のボスコフスキー盤などで聴けるウィーン訛り、ローカルな味わいではない。音楽の枠組みはずっとシンフォニックで華麗な響きに満ちているし、例えば<こうもり序曲>のコーダのように圧倒的なスピード感でモダンなスタイルを感じさせる箇所も多い。
そしてこの盤も当時のデッカ録音の優秀さが光る。艶やかかに歌いぬくヴァイオリン群、コントラバスの深い響き、やや遠めながらチャーミングな木管群の音色(特にオーボエ!)など、ジャンクボックスから拾ってきた40年前の廉価盤であることを忘れる。


この盤のLP音源で<こうもり序曲>



カラヤンが、亡くなる二年前初めて登場した懐かしの1987年ニューイヤーコンサート。3分45秒過ぎから<こうもり序曲>で始まる。この頃人気絶大だったキャスリーン・バトルの登場は38分から。



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No title

おはようございます。
台風が去り秋晴れが広がってきました。


カラヤンVPOシリ-ズは宝の山ですね
! セル、クリ-ブランドとは持ち味が反対ですがザックリと合わせた自発性が楽しめます。

録音も音楽的であまり古さを感じなく現役の範囲です。

●Rシュトラウス管弦楽作品
●ドボルジャ-ク8

●ブラ-ムス3

●こうもりセレクト


以上を愛聴しております。

Re: No title

そうですね、VPOとの時に荒削りなざっくり感が、この一連のデッカ盤の魅力ですね。当時手に入れたのは惑星とブラ3だけでしたが、その後、リサイクルショップのジャンク箱から何枚か救済したり、頂き物をしたりと集まりました。ちょうど十代の終わり頃、クラシックが面白くなり出した頃で、いずれも懐かしいMAXの盤です。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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