宗倫匡(Vn)のブラームス



好天が続いた連休も終わり、きょうから社会復帰。調子が出ないのなんのとブツブツ言いながらも終日業務に精励。今月予定の仕事もほぼ見通しがつき、ホッとひと息の木曜日だ。休み中は格別のイベントもなく野暮用少々。音盤リスニングも相変わらずで、整理の行き届いていない棚を見回しつつ落穂ひろい。今夜はそんな中で見つけた一枚を取り出した。


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宗倫匡(そうともただ1943- )の弾くブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調。60年代から70年代にかけて出回っていたコンサートホールソサエティ盤の一枚。 デヴィッド・ジョセフォヴィッツ指揮モンテカルロ歌劇場管弦楽団がバックを務める。手持ちの盤は10年ほど前、近所のリサイクルショップのジャンク箱にて捕獲(例によって@100円)。正確な録音時期は不明だが、ジャケット裏には1978年リリースの記載があることから、おそらく70年代後半と思われる。宗倫匡の名はぼくらより少し上の世代によく知られた名前だろうか。60年代にいくつかの国際コンクールで入賞し活躍。近年は後進指導やサイトウキネンオケ、水戸室内管への参加、現在も国内外で活躍している由。

中々立派なブラームスだ。録音の音質傾向もあってか、ヴァイオリンの音はやや硬質に響き、解釈も古典派寄りでテンポの揺れも控えめ。整然とし、襟を正した演奏だ。この時代、ブラームスの協奏曲をレコーディングした日本人奏者は果たしていただろうかと考えると、コンサートホール盤というマイナーなレーベルながら、この盤の貴重さを認識する。少々残念なのはバックのオケだ。いつも指摘されるコンサートホール盤の録音の貧弱さには目をつぶるにしても、アンサンブルがときに緩慢で縦の線がビシッと合わない。付点音符の音価があいまいでフレーズに緊張感が生まれない。音程の怪しい箇所も散見される。と、少々辛口に文句を付けたくなる。これはモンテカルロのオケの技量もさることながら、指揮者ジョセフォヴィッツのコントロールがいささか手ぬるいと言うべきだろう。バックのオケが宗倫匡のソロ同様に整然とし、引き締まった音響で支えてくれたなら、はるかに聴き映えのする演奏に仕上がっただろうと、いささか残念ではある。


この盤と同じコンサートホール盤で、パガニーニ<Va、VcとGの為の三重奏曲=トリオ・コンチェルタータ>(楽譜はこちらで参照可)の録音を残している。



宗倫匡がバウムガルトナー時代のルツェルン祝祭管のメンバーだった当時、独グラモフォンに残した録音の音源。バッハ:3台チェンバロの為の協奏曲として知られるBWV1064。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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