モーツァルト Ob、CL、Hr、Fgと管弦楽のための協奏交響曲K.297b



きのう記事に書いたモーツァルトのファゴット協奏曲。結局、きのう一日で昼夜合せて三回も聴いてしまった(^^;。 曲、ファゴットの音色、共に何度聴いても微笑ましい。そんなことを考えつつ一日終えて日が暮れて…日付が変わる夜半を過ぎてもまたまた気になって、ファゴットねぇ…と考えていて、思い出した曲があった。


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モーツァルトのオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲変ホ長調K.297b。カール・ベーム指揮ベルリンフィルとベルリンフィルの首席奏者たちによる演奏。1966年ベルリン・イエスキリスト教会での録音。手持ちの盤は80年代初頭にミッドプライスで出ていたグラモフォン・レゾナンスシリーズの1枚。モーツァルトのドッペルこと、ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲K.364とカップリングされている。

この曲の真偽については諸説あって、浅里公三氏によるライナーノーツにもその経緯の概略が記されている。ここに仔細に書きつらねるつもりはないので割愛するが、ともかくオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットという四つのソロ楽器と管弦楽のための曲として297bの番号が付され、数々の録音が成されていることで、現在ではモーツァルトの残した曲として事実上認知されているようだ。

協奏交響曲と題されている通り、聴きようによっては、管楽器群のソロが活躍する交響曲とも言える構成だ。きのう聴いた18歳のときの作品であるファゴット協奏曲よりも、全体の響きに重層的な組立てが感じられ、ソロの管楽器群のみならず、オケパートの響きも充実している。ベームとベルリンフィルは当時モーツァルトの交響曲全集をグラモフォンで録音中で、この録音もその一環として録られたものと思う。ベルリンフィルの音は冒頭からさすがの充実ぶり。カール・シュタインス(Ob)、カール・ライスター(CL)、ゲルト・ザイフェルト(Hr)、そしても昨日のカラヤン盤でもソロを吹いていたギュンター・ピースク(Fg)らのソロも、落ち着いた音色でオケとの統一感が感じられる。もちろんロマン派の協奏曲などとは違い、ソリストの超絶技巧を聴かせるものでない。腕達者なソリスト仲間が集まって、和気あいあいとした雰囲気でアンサンブル。そんな古きよき時代のウィーン古典派の薫りを楽しむ曲だろう。


この盤の音源。第1楽章。


バレンボイム指揮のモーツァルテウムのオケによる全曲。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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