マイルス・デイヴィス <ラウンド・アバウト・ミッドナイト>



九月も最終週。休み明けのきのう月曜、朝起きると体調が思わしくない。寝床で少々逡巡したが、幸い火急の案件もないので仕事を休むことに。そのまま惰眠をむさぼるうちに体調も回復。何のことはない、半分はナマケ病のようなもので、サボれば元気になるのだ。


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昼間どっぷりと寝たためか、夜半になっても目が冴えざえ。ナイトキャップ代りのチョイ聴き一枚にこんな盤を取り出した。
マイルス・デイヴィスのリーダーアルバム<ラウンド・アバウト・ミッドナイト>。1956年のモノラル録音。メンバーは、マイルス・デイヴィス(tp)、ジョン・コルトレーン(ts)、レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。手持ちの盤は90年代半ばにリリースされたCDで、後年のボーナストラック含む盤とは違い、オリジナル通り以下の6曲が収録されている。

1. ラウンド・ミッドナイト
2. アー・リュー・チャ
3. オール・オブ・ユー
4. バイ・バイ・ブラックバード
5. タッズ・デライト
6. ディア・オールド・ストックホルム

マイルス・デイヴィスというと、その代名詞のようなミュートトランペットによるリリカルなプレイを想像する。そしてこの盤でも冒頭の#1<ラウンド・ミッドナイト>で、その真価を聴かせてくれる。だが、そうしたプレイがときに重苦しさや暗さにつながることもあって、マイルスのリリカルなバラードプレイはいつでも誰にでもとは言い難い側面もある。しかしこの盤では続く#2<アー・リュー・チャ>ではアップテンポに転じ、また#3,4はミディアムテンポ、#5はまたアップテンポと、変化に富んだ曲構成とし、その結果、抒情的な雰囲気と軽妙なスウィングとで、アルバム全体としてはタイトル通りの夜の雰囲気を漂わせつつ、飽きさせないで聴かせてくれる。当時まだ無名に近かったコルトレーンや、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズのリズム隊も万全だ。


多くのアーティストによって取り上げられることの多い名曲<ディア・オールド・ストックホルム>。冒頭のマイルスのミュートトランペット、続くポールチェンバースのベースソロ、そして3分20秒過ぎからのコルトレーンのサックスソロ、いずれも秀逸だ。



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非公開コメント

マイルス、好きです。
とりあえずマイルス聴いとけばジャズをわかったフリができる。(笑)
本当はマラソンセッションのアルバムとかKind of blueとかが好きなのですが、なぜか私の車のカーナビメモリーに入っている唯一のマイルスのアルバムはこのラウンド・ミッドナイトです。

Re: タイトルなし

みっちゃんさん、こんばんは。

万事<…フリ>で人生やってる与太郎です(^^;
私の場合は、マイルス命というわけではないのですが、やはり聴いておくべき巨人だということで、さわり程度に何枚は手元にあります。秋の夜長、ジャズはやっぱりいいものです。そして可能ならアナログ盤で。
拙ブログのカテゴリー<ジャズ>では新旧取り混ぜて100枚くらい記事にしました。また拾い読みして下さいね。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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