ベーレント(G) ジュリアーニ ギター協奏曲イ長調



朝からダッシュで業務に精励。ここしばらく引っ掛かっていた仕事を何とか夕方までに片付けて、心おきなく定時で退勤(^^; ホッとひと息の週末金曜日。このところの金曜深夜のお楽しみ、テレビ東京<孤独のグルメ>まで少々時間があるので、二日ぶりにアンプの灯を入れ、こんな盤を取り出した。

なぜか同じ盤が2枚集まってしまった(^^;
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戦後ドイツ、ギター・マンドリン界の重鎮、ジークフリート・ベーレントの弾くマウロ・ジュリアーニ(1781-1829)のギター協奏曲イ長調作品30。イムジチ合奏団のバック。1968年10月オランダ、フィリップススタジオでの録音。手持ちの盤は80年代初頭に出ていたグラモフォンの廉価盤シリーズの一枚。アルバムタイトルには<イタリアのギター協奏曲集>とあり、ジュリアーニ他に同時代のフェルナンド・カルリ(1770-1841)の単楽章の協奏曲作品140、それとヴァヴァルディの通称ギター協奏曲と称される例のハ長調とニ長調の2曲が収められている。

この盤は高校時代から実によく聴いた。中学から同窓だった友人が当時はまだレギュラープライスだったこの盤を持っていた。それを借りたり、二人で聴いたりと、幾度となく楽しんだのを思い出す。取り分けジュリアーニの協奏曲は、さすがにウィーン古典派全盛期に彼の地で活躍していたのもうなづける佳曲で、古典的な構成と和声感、ロッシーニ風とでもいったらいいだろうか、明るく清涼な曲想。さらにバックを務めるイムジチがさすがの素晴らしさで、ギターでこれほど本格的な音楽が出来るのかと驚いたものだ。当時に記憶では、ギターソロはあまり感心しなかったように覚えているのだが、こうしてあらためて聴くと、なかなかどうして、健闘している。バックのイムジチは実に朗々とした響きで、この曲のもつ古典的を体裁を余すところなく表現している。第1楽章は堂々とした序奏付きのソナタ形式、第2楽章は短調に転じ、シチリアーノのリズムにのせて抒情的なフレーズが続く。第3楽章はアラ・ポラッカのロンドアレグレットで快活なリズムにのって、ギターの特性にあった、いかにもジュリアーニ調のフレーズに彩られている。

大学の終わり頃、一年先輩の旧友Y氏がこの曲をマンドリンアンサンブルをバックに演奏したのを思い出す。ぼくも楽譜を持っていないにも関わらず、耳コピーで第1楽章を拾い弾きしたものだ。そういえば、高校・大学と一年先輩だったその旧友Y氏。現代ギター誌最新号の<特集「スペインのフォリア」の魅力>で、古楽器奏者:竹内太郎さんらの記事に関連して、フォリアを題材にした楽曲について筆を執っている。

全曲。エルミン・エッガー(1975-)というギタリストと台北のオケとのこと。使用楽器は見た感じでは…フレタかな(ヘッド形状、19フレットに切れ目無し、表板の材質・色合いから)。



朴葵姫(パク・キュヒ)による第3楽章アラ・ポラッカ。使用楽器はフレドリッシュ。
アラ・ポラッカ(ポーランド風に)指定の曲を3つあげなさい。という質問があれば、1.チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲第1楽章中間部、2.ベートーヴェンの三重協奏曲第3楽章、そして3.この曲の第3楽章…かな。


ぺぺ・ロメロによるジュリアーニの協奏曲2曲他。
イ長調作品30は冒頭から22分過ぎまで。マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団
https://youtu.be/a61aVhMWuTI


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非公開コメント

紹介ありがとうございます!

現代ギター誌の記事
佐藤弘和さんを介した依頼で調査しました!

もしかしたらロシアの7弦用のフォリア(6弦バージョン)も
掲載されるかもしれません♪

Re: 紹介ありがとうございます!

Mazaさん、どうも。
今回の記事をきっかけに、今後の発展を期待したいところです。例の古典作品シリーズなんかぜひ取り上げてほしいですね。GG社も志を高くもってほしいものです。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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