デュアルテ ギター作品集



きのうは東京で夏日を記録した。関東では、朝はそこそこ冷えるが日中は相変わらず気温高めの日が続いている。まもなく11月。本来ならウールのジャケットを着る時期だろうが、まだそんな気分になれず、少し厚手のコットンジャケットでちょうどいい陽気だ。 さて週半ばの木曜日。きょうは比較的早い時間に帰宅。少し前からアンプの灯を入れ、こんな盤を聴いている。

Goni01.jpg  DSCN4305 (560x560)

ギリシャ生まれのアンティゴーニ・ゴーニが弾く、ジョン・デュアルテ(1919-2004)のギター作品集。ナクソスレーベル2000年録音。収録曲は以下の通り。

ピエモンテ組曲 Op. 46
みなロンドで Op. 57
音楽の肖像 Op. 107
イギリス組曲 Op. 31
カタルーニャ民謡による変奏曲 Op. 25
鳥 Op. 66
アントニオ・ラウロへのオマージュ (3つのワルツ)
ソナティネッテ Op. 35

デュアルテの名はセゴヴィアがこの盤にも入っている<イギリス組曲>の録音を残していることから、ぼくら世代にはお馴染みの存在だ。デュアルテは1930年代にジャズギターで彼の音楽家としてのキャリアをスタートさせた。そのため、いずれの曲もクラシカルな体裁の中にも、モダンでジャジーな和声が折り込まれ、クラシック音楽、あるいはクラシックギターに馴染みのない人にも親しみやすい。イギリスの古い民謡集の編曲なども出していて、この盤に収録されている曲もそうしたフォークロアの味わいを色濃く残している。同時にギターの特性もよく研究されていて、ギターの広い音域がうまく使われ、よく響く。

もっとも有名な<イギリス組曲>は、ぼくも学生時代の終わり頃に楽譜を手に入れてポロポロと弾いたものだ。今でもときどき引っ張り出す。ペンタトニックを織り交ぜた日本人が親近感を持つ英国風なメロディー、ジャズ畑の人らしいモダンな和声が美しい。技術的にも歯が立たないというほどでもない。中上級者に好適な一曲というところだろうか。

この盤の音源から<イギリス組曲>。
1.Prelude 2.Folk-song 3.Round Danceの3曲からなる。ゴーニの愛器ロマニリョスの美しい音色。低めのウルフトーンに支えられたふっくらとした低音、反応のよい高音が心地いい。ぼくの田邊ロマニもこれに負けない美音だ。


同じくこの盤の音源。<鳥>から「白鳥」


★★追伸★★
ブログランキングポイントは下降傾向。引き続き、下記のバナークリック<一日一打>のほど、お願いいたします。
■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

No title

素晴らしい音楽ですね。牧歌的なメロデイに知的な好奇心がくすぐられそうな、とてもあたたたくもクールな風にうたれているような素敵な空間を楽しませて頂きました。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

イギリス組曲Op.31は、私も大学在学中に度々弾きました。当時は先生に「これ弾いてみろ」と言われたというだけの理由で特に好きでもありませんでした。変拍子が変だったし、他の人が弾いた音源とかも無かったし。
でもなぜか周りから「あれを弾いてくれ」とリクエストされることが多かったなぁ。

なんか懐かしい青春の思い出がよみがえるネタ提供ありがとうございます。(笑)
久々に楽譜を引っ張りだしてみましょうかねぇ?
たぶん全然弾けねぇんだろうな~。(>.<)

Re: No title

ケインさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そう、牧歌的という言葉が似つかわしい曲想だと思います。デュアルテは、この曲の元になる古い民謡集の編曲もしていて、平易な技巧ながら素朴な歌が楽しめます。

Re: タイトルなし

みっちゃんさん、こんばんは。

やはりこの曲、青春カムバック…なのですね。

> たぶん全然弾けねぇんだろうな~。(>.<)

…いやいや、大丈夫。無駄に飯は食っていないのです。若い頃のように指は回らなくなっても、読譜力が…なんて勝手に解釈して(^^; ぜひ周りの若いモンに聴かせてあげて下さい。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)