北欧の思い出 <2006年2月マルメ> 現地オケを聴く;マルメ交響楽団


日付が1月9日から1月10日に変わろうとしていたとき、突然大事なことを思い出した。
「明日は休みじゃないか!」…な~んだ、早く言ってくれよ的に、一気に気分が軽くなった。週末には連休であることを承知していたのだが、日曜日になって失念していたのだ。
ということで夜更かししてPCに向かっている。

自分のブログの記事は特段バランスや何かを考えているわけではないのだが、登場する音楽ジャンルのウェイトなどは、ほぼ現在の嗜好を反映しているようだ。また月初めには仕事で訪れた北欧の記事を書いている。そこできょうは過去3回の記事に続きとしてスウェーデンの南部の都市マルメでの思い出を書こう。

このとき2006年2月の出張は現地泊3日間と比較的短期間であった。コペンハーゲンから列車で入ってスウェーデン南部の都市マルメに投宿し、そこからやはりスウェーデン南部のアルベスタという田舎町に日帰りで打合せに出向いたり、マルメ市内で打合せを持ったりした。マルメはコペンハーゲンから列車でスウェーデンに入る際の玄関口にあたる。2日目の仕事を終えて宿に戻るタクシーの中からたまたまコンサートホールの建物を見つけた。KONSERTHUSET(CONCERTHOUSE)と書かれていたのでそれと分かった。ホテルの部屋に戻ってさっそく電話を入れて問い合わせると、運よく同ホールを本拠地にしているマルメ交響楽団のコンサートがあるという。地図を見ると歩いても15分ほどのところだった。同行していたメンバーも外は寒いのでホテルで食事をして早々に休むというので、これ幸いと一人で出かけることにした。


<マルメの駅舎>                            <マルメ市内>
マルメ駅舎   マルメ市内

<マルメ市内>                             <投宿先の部屋>
マルメ市内   投宿先の部屋

<コンサートハウス>                          <開演前のロビー>
コンサートホール   開演前のロビー

<ホール内部>                            <窓口でもらったCDと当日のチケット他>
ホール内部   マルメ交響楽団のCD 当日のチケット・プログラム


ホールの受付で当日券を買い求めようとすると、気の良さそうなオバサンが出てきた。日本から仕事できたと言うと大層珍しがって、「へえ~ホントに!じゃこれあげるよ」とNAXOSレーベルから出ているマルメ交響楽団のCDをプレゼントしてくれた。コンサートホールは近代的な建物で1,200名ほどの収容数だろうか。凝った作りではなかったが音の響きはとてもよかった。当日のプログラムがいま手元に見当たらないのだが、最初にリヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」、そのあとスウェーデンの現代作品があって、最後にストランヴィンスキーのペトルーシュカだったように記憶している。当時の主席指揮者;マリオ・ヴェンツァーゴ指揮のマルメ交響楽団の演奏は、機能的にはまったく不安はなく、R・シュトラウスのドンファンの開始から圧倒的な迫力と推進力で驚いた。

ついその二ヶ月前の2005年暮れにストックホルムフィルハーモニーを聴いたばかりで、また現地のオケが聴けたのはラッキーだった。9時前にコンサートが終わり、小雪の舞うマルメの街をとぼとぼ歩いてホテルに帰ったのを思い出す。

◆以前の北欧訪問の記事
北欧の思い出 <2003年夏>
北欧の思い出 <2004年番外ドイツ編
北欧の思い出 <2005年12月ストックホルム> 

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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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