ナージャ・ゾネンバーグ <ブルッフVn協第1番>



三連休最終日も終了。あすからまた社会復帰という晩。きのうの続きで、ナージャ・ゾネンバーグの盤を取り出した。


nadja_2.jpg  DSCN4447 (560x560)


ブラームスとブルッフのヴァイオリン協奏曲を収めた一枚。エド・デ・ワールト指揮ミネソタ管弦楽団がバックを務める。1988年録音。手持ちの盤はきのうの小品集同様、十年ほど前に出たEMI廉価盤シリーズの一枚。ロマン派ヴァイオリンコンチェルトの名曲二つを収めたという中々のお買い得盤だ。今夜はこのうちブルッフの協奏曲第1番を聴いている。

ヴァイオリン協奏曲の名曲というと、まずはベートーヴェン、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスが四大協奏曲ということになるだろうか。しかし、それらに加えてブルッフ、グラズノフ、ヴィニャフスキー、ヴュータンといったロマン派協奏曲も、ヴァイオリンの特性を生かした独自に魅力がある。中でもブルッフの第1番は他の有名コンチェルトに勝るとも劣らない、むせ返るようなロマンにあふれる佳曲。ヴァイオリンソロの名人芸だけでなく、オーケストラ部の充実した響きもこの曲の魅力だ。第3楽章はブラームスのVn協3楽章をイメージさせるジプシー風主題がラプソディックに展開される。

ナージャの演奏は、当時の<過激><奔放>といった、ややネガティブな評どこ吹く風といった赴きで、このロマンティックな名曲を堂々と弾き切っている。音程が正確でボウイングの切れがよいヴァイオリニストにときとして感じるように、一聴すると線が細いようにも聴こえるが、曲の盛り上がりに従って十分ボリュームと太さのある音でスケール豊かに弾き進める。弱音のコントロールも完璧で、そのあとにくるフォルテシモとのコンビネーションによって、一層ダイナミズムの大きさが際立つ。エド・デ・ワールト指揮ミネソタ管弦楽団のバックも荒っぽいところがなく雰囲気のあるオーケストラサウンドで申し分ない。


この録音のLP盤音源だそうだ。


2001年のPROMSでのブルッフ第1番。第2楽章途中から最後まで。


一昨日当地に来演してベートーヴェンを弾いた諏訪内晶子の演奏。第3楽章。バックは尾高忠明指揮の札響。2011年。



★★追伸★★
ブログランキングポイントは下降傾向。引き続き、下記のバナークリック<一日一打>のほど、お願いいたします。
■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)