今夜はガツンとディープパープル



師走第一週が終了。業務なかなかにひっ迫中。忘年会だの何だのと、お気楽にやりたいところだが、そうも言っていられない状況。まあ、あせっても仕方ないので、ここは着実に処理を進めるとしよう…。そんなわけで今夜も9時少し過ぎに帰宅。気分転換に今夜はガツンといこうかと、こんな盤を取り出した。


DP.jpg  HR_70s.jpg


ディープパープル1972年の来日公演からピックアップした<ライヴ・イン・ジャパン>。これもブログ開設当時に一度記事に書いたので再掲。
以前も書いたが、ぼくの高校入学が1970年。中学時代は日本のGS:グループサウンズがピークだったし、ビートルズもローリング・ストーンズもラジオのスイッチを入れれば流れていた時代だ。ハードロックのディープ・パープル、ツェッペリン、GFR、ブラスロックのシカゴは高校時代のさなかにあたる。実は中学校時代、ぼくは不良番長グループのバンドに雇われてエレキギターを弾いていたこともある。中学3年のときには同学年のワル達とGSの真似事もやった。バンドスコアなどない時代だったので、借り物のレコードプレイヤーで何度も聴いて耳コピー。アンプが買えないのでラジオを分解した部品で自作し、スピーカーも箱を作ってでっち上げた。自作のアンプは電圧増幅段を12AX7の2段にしたため、ゲインが有り余って発振寸前。エレキをつなげばそれだけでオーバー・ドライブのナチュラル・ディストーション状態だった。まあ、ぼくが有名人になっていたら十分に武勇伝的なエピソードになりそうな話の連続だ。しかし高校時代になって興味はクラシックに移ったので、ディープパープルもツェッペリンも、そんなものもあったなあ程度で終わっていった。写真に映っている70年代ロックの盤は15年ほど前から高校時代の記憶を頼りにポツポツと集めたものだ。

ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」は今も昔もロック小僧やロックオヤジには定番のアルバムだろう。セッション録音より数段テンションの高い<ハイウェイ・スター>でこの盤は始まる。何度聴いても興奮する演奏だ。ワンコーラス終わったあと、ジョン・ロードのハモンドオルガンが前のめりのテンポで更に曲の煽る。途中のリフはバッハの半音階的進行からアイデアを得たものだそうだ。続くツーコーラスめが終わると、リッチー・ブラックモアのギターが地の底から浮かび上がるように出てきて、有名なギターリフで曲は最高潮を迎える。
日本ではGSレベルのバンドが人気を集めていた時代。今聴いても、曲の構成、楽器演奏の実力などまったく大人と子供の違いがある。ギターのリッチー・ブラックモアだけでなく、キーボードやベースなど他のメンバーも実力は十分。実際のこの盤でも彼らの持ち歌のイントロに、ジャジーなフレーズを使ったり、バロック風のパッセージが出てきたりと、音楽的素養の広さをうかがい知ることができる。他のライブでもジャズやクラシックのかなり長い時間のインプロヴィゼイションを展開することも多かったそうだ。インストゥルメンタルのバンドとして何でもこなす実力があったのだろう。単純なコード進行で歌謡曲風の歌を3コーラス歌って終わりにする程度だったほとんどの日本のGSとはまったく次元が違う。メンバーチャンジをしながらも、その後長きに渡って活動を続けてきた背景には、彼らの高い音楽性と創造性があるのだろう。高校時代に横目で見ていたディープ・パープルやツェッペリンを今になって再認識し、時折こうしてヘッドフォンをして深夜の大音量で楽しんでいる。


ライヴ・イン・ジャパンの音源を他のライヴの映像とシンクロさせて作ったという労作動画。



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私の高校入学は1987年でしたが、それでもこの1枚は定番でした。
バンドをやってた人間は「パープル派か、ツェッペリン派か」で盛り上がったものです。
ま、私は「聖飢魔II派」でしたけどね。(笑)

日本GJ!

こんにちは。
ディープ・パープルはなぜか「ライヴ・イン・ジャパン」だけ持っています。
先日このアルバムのTVドキュメンタリーを観ました。
当時はライヴ・アルバムに対するアーティストの関心が低く、メンバーは企画に難色を示したそうです。
しかし日本のレコード会社(ビクター)の熱心さに押され、日本国内のみの発売を条件にOKを出したとか。
ところが出来上がってみればあまりの素晴らしさに、世界発売することに。
いまやディー・パープルの代表作となっています。
まさに日本ビクターのファイン・プレイでした。

Re:

ロックの世界では、60年代後半から70年代前半はやはり黄金期だったのでしょうね。みっちゃんさん世代やそれ以降のロック好きにもディープパープル、そしてこの盤は象徴的な存在なのですね。

Re: 日本GJ!

テレビのその番組は残念ながらみませんでした。録音を意識せず、いつも通りあるいはいつも以上のパフォーマンスを実現したところが、この盤の一期一会な名演の要因かもしれませんね。
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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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