本年聴き初め バッハ:カンタータ<暁の星はいと美しきかな>BWV1



当地名物の空っ風もなく、陽射しふりそそぐ穏やかな日和の新年を迎えている。
きのう元旦の朝、パピーの散歩コースになっている近所のショッピングセンターまで行くと広い駐車場はすでに車が満杯。初売りや福袋目当てだろうか。開店前のゲート横では和太鼓グループの派手なパフォーマンス。元旦の朝からおおいに賑わっていて驚いた。元旦は歌舞音曲、外出をひかえ、静かに過ごすというのも、もう昔の話になった。
さて道楽与太郎の本年事始。きょうは午前中ひとしきりギターを弾き、続いて音盤棚から取り出したのはこの盤だ。


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バッハのカンタータ<暁の星はいと美しきかな>BWVの1番。
今更ぼくが説明するには及ばないだろうが、バッハの作品番号BWVは1900年にまとめられた、いわゆる旧バッハ全集をベースにカテゴリごとに番号がふられている。BWV1から231までがカンタータとモテトに割り当てられている。従ってBWV1番がバッハの最初の作品というわけではない。ライプツィッヒ時代の初期に作られたBWV1のカンタータ<暁の星はいと美しきかな>は6つの曲からなる教会カンタータ。教会暦では3月末受胎告知の祝日に演奏される。

第1曲はヴァイオリンとホルンにのせて歌われる明るく躍動的なコラール。8分の12拍子。パストラールのリズムで進むが、穏やかで牧歌的というよりは、やや速めのテンポで、明るく晴れやかな気分が新年に相応しいように感じる。手持ちの盤のネザーランド・バッハ・コレギウムの演奏ではバロックバイオリンとナチュラルホルンが使われていて素朴な響きが楽しめる。第3曲ソプラノが歌うアリアでは、オーボエのオブリガートが美しい。聴きなれたオーボエとは違った渋い音色はバッハ時代に使われたオーボエ・ダ・カッチャだ。終曲の第6曲は、イエスの降誕を祈る美しいコラールで締めくくられる。

今更ながらの話だが、バッハの曲の大半は教会音楽だ。ぼくのようなギター弾きはバッハの器楽曲に接する機会が多いが、他のジャンルにはうとい。こうしてカンタータなど聴くと、美しく深いバッハの音楽の森にあらためて感慨を覚える。BWV1番は年の初めに相応しい、穏やかで明るいカンタータだ。今年がよい年でありますように。


ホルンやオーボエ・ダカッチャが活躍する第1曲のコラール。



第1曲の楽譜付き音源。ギターを抱えてパソコンの前に座り、画面の楽譜を追いながらの<ひとり初見大会>は中々楽しい。器楽パートの高音部だけでなく、ヘ音記号の低音部もこのくらいは初見で弾けるようにしておくと、他の楽器とバッハの3声曲で遊ぶ楽しみも広がる。音源はリヒター盤によると記されている。



◆◆リヒター盤の全曲◆◆


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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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