前橋汀子のメンデルスゾーン



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さて、きのうおとといと二日続きで日本の若い世代の女性ヴァイオリニストの盤が続いたので、ことのついでと言ってはナンだが、久しぶりにこの盤を取り出すことにした。


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元祖日本のミューズとでもいうべき前橋汀子の弾くメンデルスゾーンの協奏曲。これまた、だいぶ以前に一度記事にしているので再掲。
この曲、手元にはハイフェッツ、スターン、ミルシュテイン、グリュミオー、ムローヴァ、オークレール、海野義雄、諏訪内晶子他の盤があるが、実はこの前橋盤がぼくにとって初めてのこの曲のディスクだった。もちろん曲そのものは十代の頃から聴き馴染んでいたし、学生時代にはFMエアチェックのカセットでいくつかの演奏に触れていた。しかし当時はまだ自由にレコードを買えるほどの余裕もなく、優先順位として管弦楽大曲に押され、この曲のための予算確保が出来なかったのだ。

スイス在住だった晩年のヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)に師事した前橋汀子。この盤はそのスイスで1984年に録音された。エッシェンバッハ指揮のチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団が伴奏を付け、この頃の常としてチェイコフスキーの協奏曲とカップリングされている(いわゆるメンチャイ)。録音当時彼女は40歳になったばかりで、心技体とてもよい状況だった頃だ。素晴らしい音響で知られる名門ホール;チューリッヒ・トーンハレの響きも加わり、最近の若い世代にはない濃厚で深い音色が心行くまで堪能できる名盤だ。ぼくは彼女の弾くメンデルゾーンを80年代の前半に二度ほどコンサートで聴いている。凛としたステージ上の美しい姿と、たっぷりとしたボーイングから放たれるロマンあふれるメンデルスゾーンの旋律に、しばし時を忘れた覚えがある。

それにしても、篠山紀信撮影のジャケットに写る彼女の美しさはいかばかりか。あのショーケンとの中が噂されて週刊誌を賑やかしたのも、この盤が録音された頃だった。ああ、あれから三十年…
今も彼女は第一線のコンサートバイオリニストとして活躍している。


この盤の音源。メンデルスゾーンの協奏曲第2楽章。


最近の様子。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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