夜更けの珈琲 ブリタ アラビア社 ローズマリー・クルーニー
ブログ・プロフィールに「アナログ盤・深煎り珈琲・ギター」のお疲れ様三点セットと書いたものの、これまでアナログ盤とギターのネタは何度も書いたが、残る珈琲については、何も書いていなかった。もとより珈琲に一家言あるわけでもなく、これといったこだわりがあるわけでもないので、格別のネタもない。…というとこれで記事が終わってしまう。そこできょうは普段使っている珈琲グッズを紹介することにした。

珈琲グッズといっても珍しいものでも何でもない。写真に写っている物でザッツオールだ。
・ブリタ社製の浄水器
・うさぎ印野田琺瑯製の湯沸し用ポット
・珈琲ミル
・メリタ社ドリッパー
・アラビア社のマグカップ
<水と緑と詩(うた)のまち前橋>の水は、蛇口からの「産直」で十分おいしいのだが、簡単な活性炭フィルタが入っているこのブリタの浄水器を通してみたら、鈍感なぼくにもその違いは明らかだった。ありきたりの言葉だが、水の口当たりがまろやかになる。この写真のものはひと世代前のもので、今は別のものを使っている。湯沸し用のホウロウポットは、このままコンロにかけて湯をわかす。ときにはアラジンストーブの上でコトコトやることもある。鎌倉彫りのミルは、ぼくが大学を卒業したときにサークルの後輩から卒業記念にいただいた。30年以上の年月を経て上部カバーのビスが取れたりしたが、肝心のミル部分は問題なく今も使っている。メリタ社の紙フィルタ用ドリッパーは、学生時代から愛用していたものがつい最近まで現役だったが、さすがに30年余の酷使の結果少し前に割れてしまい、写真のものに買い換えた。いわゆる珈琲メーカーも何種類か使ってきたが、ヒーターが切れたり、ガラスポットを割ったりと、大体は短期間で買い換える運命にある。ここ1年ほどは使っていない。肝心の珈琲豆は、以前は地元の店で買うことが多かったが最近はもっぱらネット通販を利用している。
自分で淹れる珈琲が極上かというとそんなこは全然なくて、うまいと評判の店で飲む珈琲にはかないっこない。残念ながら近所にはそういう店が見当たらず、仕方なく自分で淹れた珈琲ですませているが、ときどき出張のときなど時間があれば評判の店まで足を伸ばすこともある。銀座(というより有楽町か)にある「十一房珈琲店」はうまいと思う店の一つだ。店内は照明が控えめで薄暗いものの、シンプルかつ清潔な雰囲気。真空管アンプで古めのジャスを静かに流している。もっとも銀座に出るために何千円も電車賃がかかる田舎住まいゆえ、ちょっと飲みに行こうかというわけにはいかない。


今夜は気分だけ十一房珈琲店。写真のローズマリー・クルーニーのアルバムを聴きながら珈琲を飲むことにした。この盤は2002年に亡くなった彼女への追悼盤として翌年リリースされた。他の彼女のアルバムと違う、このちょっと物憂い表情のジャケットにひかれて買った。夜更けて飲む珈琲にはぴったりの古めのジャズ。いい感じだ。
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