テデスコ ギター五重奏曲



きのう金曜の晩はPCの前でうとうと。そのまま爆睡撃沈(>o<)。
聴きかけていた盤について以前の記事があってのであらためてアップしておく。


Castelnuovo-Tedesco.jpg  DSCN1423 (480x480)


先日の記事の流れで聴いていたのはカステルヌオーヴォ=テデスコの五重奏曲。すぐに思い付いたのはセゴヴィアの演奏。確か他の盤も何かあったはずだが、そのままセゴヴィア盤をプレヤーのトレイにのせた。1956年のモノラル録音。弦楽はこの盤以外では名前を見たことのないキジアーノ弦楽四重奏団。手持の盤は80年代終わりにセゴビア・コレクション全16巻として出たときのもの。他に同じテデスコの「プラテロとわたし」から抜粋10曲が入っている。

濱田滋郎氏の解説によれば、1950年頃セゴヴィアがLAのミュージク・ギルド・オブ・ロサンジェルスの演奏会に室内楽奏者として出演交渉を受けた際、「テデスコが室内楽作品を書き下ろしてくれたなら」との条件付で承諾、テデスコがそれに応えてこの曲を書き上げたという経緯があるようだ。

全4楽章の充実した室内楽作品。近代的ながら親しみやすい新古典主義的な響きをベースに、民族的要素も組み入れ飽きさせない。前半二つの楽章が特に充実しているだろうか。ソナタ形式の第1楽章は二つの主題とも印象的で美しい。第2主題はふとボロディンの四重奏曲を思わせる。第2楽章は<ゆっくりと悲しげに>という指定に従い、ヴィオラの美しくも物憂げな旋律で始まる。ほどなくギターが入ってくるが、その裏でヴァイオリンが効果的な副旋律を付けていく。ギター入りの室内楽として、ギターと弦楽部のバランスがとてもよく、ギターパートの技巧披露だけという曲にはなっていない。おそらくギターパートを他の楽器に置き換えても聴き映えのする曲になるだろう。1956年録音ということだから、セゴヴィアはハウザー1世を弾いていた時期だろうか。少し残響が多めの録音でモノラルながらクリアに録られていて、一聴して往時のセゴヴィアトーンと分かる。


第1楽章。冒頭から序奏なしで第1主題が提示される。55秒から第2主題。1分45秒過ぎから展開部へ。デヤン・イヴァノヴィチのギター。


全4楽章全曲



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No title

興味深い演奏の紹介、ありがとうございます。テデスコの作品には興味があります。下手の横好きで私もギターをやりますが、私の場合は、テデスコ作品を聴くようになったのは、ヴァイオリン協奏曲からです。そして、当然ギター作品に目が向いていき、ご多分にもれず、「プラテーロと私」や悪魔の綺想曲、タランテラ、ソナタ、コンチェルト……などと続きました。
 「プラテーロと私」では、このジャケットのセゴビアの演奏、特に「子守娘」には心を揺すぶられました。私にとっては、彼の演奏に対して他の曲では批判があっても、この曲の演奏だけはセゴビアでなければなりません。歌い回しや音の出し方、ビブラートのかけかた、……全てが絶妙で、この曲のエッセンスを描き尽くしているように感じます。

Re: No title

バルビさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
バルビさんもギター愛好家でしたね。最近は悪魔の奇想曲やタランテラはあまり演奏されないのですねか。ぼくらの時代にはセゴヴィアの影響もあって、テデスコといえばそれらの曲でした。Vn協はハイフェッツに依頼されたか、献呈したか…という作品だったと記憶していますが、手元に音盤もなく、親しんでいません。YouTubeでも探ってみますね。

テデスコのギター五重奏曲

ギター音楽にはうといもので、初めて聴きました。なかなかいい曲ですね! CDでも探してみたいと思います。NAXOS あたりにないかな? このような形で様々な音楽に触れることができるのは、まさしくインターネットの時代の恩恵の一つですね。

Re: テデスコのギター五重奏曲

おはようございます。
テデスコはギター音楽においては重要な作曲家に位置付けられています。現代の作曲家といっていい世代ですが、作風は新古典主義をベースにした聴きやすいもので、弾くのも聴くのも楽しめますね。
NAXOSからは以下のものが出ています。
http://ml.naxos.jp/album/CAMCD-1049
近年、セゴヴィアのかつてのMCA録音もNAXOSからリリースされているようです。こちらでもいいかもしれません。
http://ml.naxos.jp/album/8.111313
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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