バルビローリ&ハレ管 ドヴォルザーク交響曲第7番ニ短調



二月も後半。昨日の雨も上がって好天の日曜日。朝から外出し、夕方近くに帰宅した。少し前から予兆があった花粉センサーもきょうは確実にスイッチが入り、目をこすりながらの一日。帰宅途中で花粉対策用目薬を買い求めた。 さて、あすはまた仕事という夜更けの音盤タイム。先日のスウィトナーのブラームス第3番で思い出したこの曲を取り出した。


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ドヴォルザークの交響曲第7番ニ短調作品70。ジョン・バルビローリ(1899-1970)と手兵ハレ管弦楽団との一連のステレオ録音中の一つ。1957年録音。手持ちの盤は70年代後半にテイチクから廉価盤で出たときのもので、ジャケット裏に記した日付をみると、大学卒業を間近に控えた1978年1月に買い求めている。収録曲は同曲の他に管楽セレナーデニ短調、伝説曲第4番と第7番。いかにもこの当時の廉価盤らしい(特にテイチクの…)LP盤としてはかなりの詰め込み編集だ。

ドヴォルザークの交響曲としては第9番「新世界から」、第8番の演奏機会が多いが、第7番や第6番なども劣らず素晴らしい曲だ。特に7番はドヴォルザークが敬愛したやまなかったブラームスの第3交響曲の影響が色濃く出ている。各所に現れるスラブ風のモチーフの扱いも渋く重厚で、表層的な民族的ロマンティシズムに留まっていない。この盤を手に入れた二十代前半、すでに新世界も8番も少々食傷気味で、この7番の渋い響きにひかれていた記憶がある。

ドヴォルザークはイギリスで人気を得た。そのイギリスの20世紀を代表するコンビであるサー・ジョン・バルビローリとハレ管弦楽団。チェリスト出身のバルビローリの少々粘着質な性格と解釈が奏功し、音の一つに一つにずっしりとした重みがのっている。テンポが遅めになった後年の演奏とは異なり、総じてきびきびとした運びで、曲の高揚に応じて熱気がみなぎり、一気に聴き入ってしまう。ハレ管弦楽団も荒削りなところがあり、また英国のマイナーレーベル:PYEのステレオ初期の録音ということあって、洗練された流麗な響きには程遠い録音だが、かえってそれが曲想に合っていて、中々に味わい深い。


この盤の音源で第1楽章。順次全楽章が再生される。
この録音は近年も何度かCD復刻されているが、かつての廉価盤LPよりは高音質が期待できそうだ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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