ホアキン・トゥリーナ <ヴァイオリンとピアノのための音楽集>



数日前から脇腹に発疹が現れ、周辺部に鈍い痛みを感じるようになった。おかしいなあ、もしや…と思い、きのう夕方、少し早く退勤して皮膚科へGo。やはり帯状疱疹!ひと目で確定診断。抗ウィルス剤の処方となった。これも加齢ゆえのイエローカードかな…やれやれ。しかし痛みはわずか。体調もごく普通で問題なし。昨晩もこんな取り出して途中まで聴いていた。


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近代スペインの作曲家ホアキン・トゥリーナが書いたヴァイオリンとピアノのための作品集。過去一度記事にしているので再掲しておく。
トゥリーナはクラシックギター弾きには馴染みのある作曲家だ。彼が書いたギター曲は、数こそ多くはないがコンサートでもよく弾かれる。<ファンダンギーリョ> 、<ラファガ>など、フラメンコ風の奏法も使われ、 スペインの乾いた空気を感じさせる印象的な曲だ。きょう取り上げたナクソス盤の収録曲は以下の通り。彼が書いたヴァイオリンとピアノのための主要作品が収められている。

 ・ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 作品51
 ・ヴァイオリン・ソナタ第2番「スペイン風」ト短調
 ・アンダルーサのムーサたちより第2番《エウテルペ》
 ・ヴァイオリンとピアノのための幻想曲《サンルーカルの娘の詩》
 ・ヴァイオリンとピアノのための《古典的変奏曲》

トゥリーナは若い頃、十年近くフランスで音楽を学んだ。彼の親友だったというファリャなど、スペインの他の作曲家とよく似たキャリアだ。当然ながら、ラヴェルやドビュッシーといった仏印象派の影響を受けているのだが、例えば、このブログでも>二度記事にしたフェデリコ・モンポウなど比べると、スペインの民族色がより強く感じられる。収録された曲はいずれも、豊かな詩情あふれる歌に満ちている。ヴァイオリン・ソナタの第1番、冒頭ニ短調のモチーフで決然として始まるが、すぐに緩やかな空気が広がるような美しい旋律が歌われる。ヴァイオリンが主役のソナタだが、伴奏のピアノもすこぶる雄弁に書かれていて活躍する。第2楽章Lentの指示があるアリア。スペインの文化や風土を語るとき出てくる言葉、『光と影』とそのまま音楽にしたような、美しいうつろいの楽章だ。第3楽章のロンド・アレグレットも、無邪気にラウンドする音楽ではなく、どことなくうつむき加減のところがいい。ソナタ第2番はその名の通りスペイン色がより強いが、これもどこか控えめな雰囲気を持つ。《サンルーカルの娘の詩》は幻想曲を名付けられているように、より自由なインスピレーションの発露が感じられる。
演奏しているヴァイオリンのエヴァ・レオンはご覧の通り、エキゾチックなラテン系美女。演奏も過度にスペイン風を押し出すことなく、トゥリーナのやや控えめでうつろい気味の曲想をよく表現している。


キューバ生まれエドアルト・エルナンデス・アシアンの濃い口の演奏でソナタ第1番の第3楽章


この盤のエヴァ・レオンがアルベニスの『アストゥリアス』を弾いている音源



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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