エラ・イン・ベルリン



低気圧が日本の東に抜けて気圧配置は西高東低の冬型に。きょうの当地は終日強い空っ風が吹きぬけた。
さて、夕飯を済ませてアンプの灯を入れ、部屋の片付けなどしながらA級動作のボディーが暖まるのを待つことしばし。準備万端整ったところで、久しぶりにドライブ感のあるジャズを聴こうと、こんな盤を取り出した。


ella_in_berlin_1.jpg  ella_in_berlin_2.jpg


エラ・フィッツジェラルドが1960年2月、ベルリンのドイッチェラント・ホールで1万2千人の聴衆をわかせたライヴ盤。有名な盤なので、それ以上の解説は他に譲ろう。
万雷の拍手にのって「風と共に去りぬ」が軽快にスィングして始まる。2曲目の「ミスティ」、3曲目の「レディ・イズ・ア・トランプ」とライヴ感あふれるステージが目の前に広がり、エラの上手さと声質の素晴らしさに思わず唸ってしまう。よく通る張りと透明感のある中高音、安定したロングトーンとピッチの速いヴィブラート、もちろん音程の良さは抜群だ。スィングする曲、アップテンポでのキャットの上手さはもちろん、しみじみとしたバラードも、今時のミネラルウォーターのようなあっさりしていて毒にも薬にもならないような「癒し系」歌唱と違い、ずっとソウルフルだ。ベルリンでの公演を意識してか、お国物のクルト・ワイル「マック・ザ・ナイフ」ではサッチモのこわいろまで繰り出して会場を盛り上げる。そして圧巻はおはこの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」だ。ノーマルテンポでワンフレーズ歌ったあと、短いドラムソロでアップテンポに転じ、その後7分間に渡り圧倒的なパフォーマンスを繰り広げる。ジャズ歌手はアップテンポが歌えて、器楽奏者並みのアドリブ・スキャットが出来てナンボと思っているぼくには、エラの歌唱はジャズシンガーの理想像だ。


おはこの<ハウ・ハイ・ザ・ムーン> 圧倒的パフォーマンス!


<マック・ザ・ナイフ>


もちろんバラードも素晴らしい。



★★追伸★★
ブログランキングポイントは下降傾向。引き続き、下記のバナークリック<一日一打>のほど、お願いいたします。
■ にほんブログ村ランキングに参加中 ■
■↓↓↓バナークリックにご協力を↓↓■
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
QRコード
QR
閲覧御礼(2010.10.01より)