イョラン・セルシェル<ソル作品集>


三月最後の週末日曜日。曇りがちの一日で桜の開花も足踏み状態。野暮用ひとつふたつで日が暮れる。近所の寿司屋で夕飯を済ませて帰宅。さて、ちょっとゆっくりしましょうかと、アンプのスイッチを入れ、こんな盤を取り出した。


Sollscher-Goran_1.jpg  Sollscher-Goran_Sor.jpg


イョラン・セルシェルの弾くソル作品集のCDを取り出した。セルシェルがデヴューしてから早いもので30年近くになる。当時出たLPを何枚か買い、その端整で古典的かつ普遍的な演奏に大そう関心したものだ。きょう取り出した盤は十年近く前に廉価盤で出たシリーズの中にあったもの。オリジナルは1985年の録音。ソル作品集と題されたこの盤、以下の通り中々玄人好みの選曲がいい。この盤についても過去に一度記事にしているでの再掲しておく。

 1. 「魔笛」の主題による変奏曲op.9
 2. 悲歌的幻想曲op.59
 3. スコットランド民謡「小川の岸辺」による幻想曲op.40
 4. 幻想曲op.7/「大ソナタ」第2番op.25~ラルゴとメヌエット
 5. 2つの主題,変奏と12のメヌエット~メヌエット第1番
 6. 「2つの愛唱歌による華麗な変奏曲」~幻想曲第7番op.30-7

魔笛ヴァリエーションはお約束としても、作品59の悲歌幻想曲は滋味あふれる曲だし、「小川の岸辺」による幻想曲も珍しい。ソルの傑作と一つとして評価の高い第7幻想曲も入っている。作品11のメヌエットは高校時代、何かのイベントがあって、市内の女子高まで出向いてステージで弾いた懐かしい曲だ。セルシェルといえば11弦ギターを連想するが、この盤はオーソドクスなモダン6弦ギター(ジャケット写真によればラミレス)で弾いている。演奏は古典的な様式感から逸脱することのない楷書の趣き。ギター曲である前に、きちんと作られた19世紀古典曲であることを感じさせる。


若き日のセルシェルの演奏で第7幻想曲作品30の7<その1>。この盤のジャケットを同様、楽器はホセ・ラミレス。


第7幻想曲作品30の7<その2>



ソルの楽譜アーカイブはこちらのリンクから。
http://www.guitareclassiquedelcamp.com/partitions/fernandosor.html



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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