ムター&カラヤン モーツァルトVn協奏曲集



低気圧通過後、強風吹きすさぶ日曜日。昼をはさんでちょいと外出。午後、そう遅くない時間に帰宅した。夕方前の空いた時間に音盤タイム。アンプの灯を入れ、こんな盤を取り出した。


mutter_201604.jpeg  Karajan_Mutter_WAM.jpg


アンネ・ゾフィー・ムターのモーツァルト協奏曲集。彼女のデヴュー盤。バックは言わずと知れた、ムターを見出し世に送り出したカラヤン指揮のBPO。1978年フィルハーモニーでの録音。録音技師にはカラヤンの耳といわれた、お馴染みギュンター・ヘルマンスの名がある。

久々に聴いたのだが、何という安定感だろうか。カラヤンが主導したと思われる中庸なテンポ、ベルリンフィルのよくブレンドされた響き、そしてムターの14歳とは思えない成熟して落ち着き払ったソロ。独墺あるいは中欧の伝統的な響きと解釈といったらいいだろうか。昨今、こうした落ち着いたモーツァルトはもう聴けないかもしれない。ピリオド奏法、オリジナル回帰、それぞれに主張あってのことだろうが、18世紀当時からの伝統、そこに19世紀末から20世紀初頭のロマンティックな解釈がのり、更にカラヤンのような20世紀の新しい旗手によりリフレッシュされ…そうした流れの結末にあるような演奏だ。
ムターは14歳のときこの盤でデヴューして以来、スター街道を走ってきた。ぼく自身はそれを追っかけてきたわけでもなく、一時期は随分と厚化粧の解釈になった時期もあっようだが、最近またモーツァルトやバロックへの回帰に取り組んでいるとか。さてどんなものだろう。


この盤の音源。第5番イ長調K.219


同じく第5番。ムターは十年程前、全曲を弾き振りで再録している。その頃の音源。デヴュー盤に比べると主部のテンポはかなり速く、小編成のオケによりダイナミクスの振幅も明快かつ大きい。さらに細部は念入りになって、ときに濃厚な味わい。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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