Mr.S氏 ブルックナー交響曲第7番ホ長調


週始めの月曜日。梅雨の前哨戦のような雨降りの一日。ちょっとやっかいな仕事に手を付け始めたが、意外にも糸口が見付かり、少々気をよくして帰宅した。ひと息ついて、ネットを何気なくぶらついていたら、ブルックナーの音源に行き着き、こんな盤を取り出した。


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90年代後半に出て評判となった通称ミスターS氏ことスタニスラフ・スクロヴァチェフスキー(1923- )とザールブリュッヘン放響(現在の正式名称は、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団…覚えられない!)による一連の録音の一つ。最終的には全集を完成させたが、手元には4番、5番、7番、8番がある。この第7番は1991年のライヴ録音。

いい演奏だ。ライヴ録音という制約はあるが、響きは美しく透明だ。各声部の動きもよくわかる。単純に演奏したらこんな風にはならないだろう。スコアをよく読み各パートのバランスを完璧に心得て、それをオケに徹底させている証拠だ。これをもって職人技というべきか。それでいて総体としての音楽はゆったり深く流れる。随所で聴かれる金管群のコラールなども遠近感がよく出たアンサンブル。ブルックナーがしばしば室内楽的といわれる側面を感じる演奏だ。
スクロヴァチェフスキーは60年代から活躍していたが、メジャーな存在ではなく、特に日本では90年代後半以降に知られる存在となり、N響や読響の指揮台にしばしば立つようになった。もはや最長老といってよい歳だが、妙に巨匠然とならず、ひょうひょうとしている様も好感が持てる。


この盤の音源で全楽章。
お急ぎの方は、第1楽章の序奏、開始から5分50秒までと、第3楽章スケルツォ、46分53秒から56分22秒だけでもどうぞ。


2011年にBPOを振って絶賛されたときの演奏。ブルックナー第3番第3楽章スケルツォ。ほんのさわりだけ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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