チック・コリア・アコースティック・バンド


ことのついでに、チック・コリアを続けます(^^。 今夜は少し時代が下って80年代終わりへ。


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チック・コリア(1941-)率いる三人組のバンド、チック・コリア・アコースティック・バンドによる盤。お気に入りの盤につき、過去何度かブログ記事に取り上げたことがあった。チック・コリアのピアノ、ジョン・パティトゥッチ(1959-)のベース、デイヴ・ウェックル(1960-)のドラムス。
チック・コリアは60年代終わりにマイルス・デイヴィスのグループに加わり、エレクトリック・ピアノ<フェンダー・ローズ>を駆使して、当時のマイルス・バンドの方向性を強くサポートする存在となった。その後70年代には、リターン・トゥ・フォー・エヴァーを率いて一世を風びすると同時に、クロス・オーヴァー、フュージョンといったその後の潮流をけん引した。チック・コリア・アコースティック・バンドは、1985年に当時の若手技巧派と組んだチック・コリア・エレクトリックバンドの成功を受け、同じメンバーで楽器をアコースティックなものに変えて結成された。この盤はそのデヴュー盤にあたる。1989年録音。手持ちの盤は数年前に廉価盤で出た際に買い求めたもの。収録曲は以下の通り。

 1. ベッシーズ・ブルース
 2. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ
 3. ソー・イン・ラヴ
 4. ソフィスティケイティド・レイディ
 5. 枯葉
 6. いつか王子様が
 7. モーニング・スプライト
 8. T.B.C. (ターミナル・バゲッジ・クレイム)
 9. サークルズ
 10. スペイン

この盤を聴くときはいつもそうだが、何といってもチック・コリアによる斬新なコードワーク、そして二人のリズム隊の圧倒的なテクニックに耳を奪われる。開いた口がふさがらないといってもいい。チック・コリアは70年代初頭にはフリージャズへの傾倒をみせたが、この盤ではフリージャズと聞いてイメージするような難解さはない。確かにコードワークは意表を突く斬新さと驚きに満ちてはいるが、原曲のオーソドクスなコード進行を常に感じさせるもので、ぼくのようなジャズの素人が聴いても違和感はない。聴きなれたスタンダードがひと皮むけて新鮮によみがえる。リズム隊の二人も、基本の4ビートはしっかりキープしながら、アクセントの移動やへミオラを取り交え、拍節感が失われそうになるギリギリのところですり抜けていく。それはチック・コリアのコードワーク同様、フレッシュかつスリリングで、現代のジャズを聴く醍醐味MAXだ。


このトリオによるライヴ。 PCをUSB経由でオーディオセットにつないで少しボリュームを上げれば、方寸の部屋でもちょっとしたライヴ気分が味わえる。30分40秒からは<スペイン>も。
0:00 Bessie's Blues、8:12 Someday My Prince Will Come
15:15 Humpty Dumpty、22:53 My One And Only Love、30:40 Spain



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非公開コメント

うわ~っ!なんかすげぇ懐かしい!
あったあった!こういうのあった!
私が初めて聞いたチック・コリアはこれでした。この頃はジャズミュージシャンなんかほとんど知らなくて、当然、曲も知らなくて。
完全に忘れてたけど、このジャケット見て突然記憶が甦ってきました。嬉しいジャケットアップありがとうございました。

Re:

そうですか、若き日の記憶が…
この盤がリリースされた頃、私はすでに社会人10年目くらいで、それなりに仕事に忙殺されていましたね。音楽どころじゃねえよ…って感じで(≧∇≦)
それにしてもこの盤、いま聴いても新鮮です。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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