武満徹 ピアノ作品集



今週も関東は梅雨空続く。利根川水系の水不足が深刻な状況だが、水源地へのまとまった雨はないままだ。一方、九州からは大雨の報。自然の摂理、中々うまくはいかない。
さて、わが身辺は、週明けから少々ややこしい案件をかかえて四苦八苦。満点とはいかないが、何とかきょうの夕方までに見通しつけて帰宅した。ひと息ついて音盤タイム。今夜はこんな盤を。


Takemitsu_201606.jpg  Fukuma_Kotaro.jpg


福間洸太朗(1982-)という若いピアニストが武満徹の主要なピアノ作品を弾いたナクソス盤。武満徹の熱心な聴き手でもないぼくばどが語る資格はまったくないのだが、ときにこうして彼の作品に触れるのは、何と言うか音楽の栄養バランスをとっているようなところがある。第1曲の「ロマンス」、第2曲「二つのレント」と透明な武満サウンドが静かに部屋に広がる。1949年19歳のときの作品だというが、静寂からクライマックスへという武満初期作品の様式がすで出来上がっている。よく演奏される「フォー・アウェイ」、50歳代になってからの「雨の樹素描」などを聴いていると、ピアノから解き放たれる音響としての音の粒と余韻によって、普段聴く音楽とはまったく別の空間が作られ、当然ながら聴く側のぼくらも普段聴きなれている西洋クラシック音楽の様式感から感じるものとは次元の異なる感覚で聴くことになる。そのあたりが「栄養バランスを取っている」という感覚を感じるゆえんだ。近年は彼の作品のうちポピュラリティーの強い曲ばかりが取り上げられているように感じる。それはそれで彼の一面で素晴らしい作品に違いないが、あまり口当たりのいいスイーツばかり食べているのもどうかなと思う。


「雨の樹・素描II」~オリヴィエ・メシアンの追憶に~


以下2つは極上のスイーツ。
「めぐり逢い」…ソングブックから。ショーロ・クラブの脱力感もいい。


「波の盆」



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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