マーガレット・レン・タンのトイ・ピアノ



きのうきょうと当地関東は不安定な天候で、昼過ぎからはあちこちで局地的な雷雨に見舞われた。渇水状態が続いている利根川水系上流のダムはこれでひと息つくだろうか。
さて八月。格別変化もなく淡々と日々過ぎ行く。仕事はそこそこ忙しい。でもまあ、十年前の最前線突撃隊の日々と比べればセカンドライフのような毎日だ。今夜は雷雨の急襲を受けながら8時少し前に帰宅。ひと息ついて、さて…と音盤棚を見回し、こんな盤を取り出した。


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マーガレット・レン・タンの弾くトイピアノのアルバム<アート・オブ・トイ・ピアノ>。10年ほど前にタワーレコードのヴィンテージシリーズで出た際に買い求めた。ヴィンテージシリーズといっても録音は1996年。収録曲は以下の通り。

 1.ミラベラ(スティーヴン・モンタギュー)
 2.エリナー・リグビー(ジョン・レノン&ポール・マッカートニー)
 3.サティ・ブルース(トビー・トワイニング)
 4.ピーター・ワイヤーのための3つの風景(ジェド・ディストラー)
 5.モダン・ラヴ・ワルツ(フィリップ・グラス)
 6.魔法の耳(デヴィッド・ラング)
 7.ナイトメア・ラグ(トビー・トワイニング)
 8.イースト・ブロードウェイ(ジュリア・ウォルフ)
 9.ピアノ・ソナタ第14番「月光」より~第2楽章(ベートーヴェン)
 10.スウィート・チノイセリー(ガイ・クルチェフセク)
 11.星条旗よ永遠なれ(モステル)
 12.ジムノペディ第3番(エリック・サティ)

このアルバムを手に入れるまでマーガレット・レン・タンという名前すら聞いたことがなかったが、兄さんはフォルテピアノ奏者のメルヴィン・タンと言われて、なるほど合点。この盤でレン・タンは、トイピアノ名門シェーンハット社の楽器に加え、通常のピアノやノイズ系電子音なども駆使し、アヴァンギャルドかつ時にミニマルな世界を繰り広げる。有り体の名曲小品をトイピアノで弾いて、超かわいい~!というアルバムではないのだ。
このアルバムを初めて聴いたとき、トイピアノの音が、まるガムランのように聴こえ驚いたのだが、ブックレットを開いたら、レイ・タン自身もまったく同じようにガムランをイメージしたと書いてあった。確かにぼくらの知っているトイピアノに違いないのだが、こうして意図をもって構成された音楽で聴くと、まったく別次元の響きに感じられる。かのジョン・ケージがこの楽器のための組曲を残しているが、うなづける気がする。現代の音楽を模索・志向する作曲家や演奏家からみると、他に類を見ない魅力的な楽器なのかもしれない。

この盤の音源<サティ・ブルース>


ジョン・ケージの<トイピアノのための組曲> シェーンハット社の楽器。


一般的にトイピアノと聞いてイメージする演奏はこんな感じだ。 弾き手で選んだわけでは…


★★追伸★★
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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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