ジュリーニ&NPO モーツァルト交響曲第40・41番



八月第一週。暑さもまだまだピークに向かって進行中。あすは一層暑くなるらしい。なんだか、日々季節感ないけれど、学生は夏休みの真っ最中。甲子園も始まる。遠い昔の出来事のよう。
さて、本日もせっせと働き、8時に帰宅。ひと息ついて夜も更けて…。たまには王道クラシック入門プログラムはどうかと、こんな盤を取り出した。


201608_Mozart_Guilini_2.jpg  201608_Mozart_Guilini.jpg


モーツァルトの交響曲第40番と41番がカップリングされた盤。カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ニューフィルハーモニア管の演奏。ジュリーニ(1914-2005)壮年期1965年の録音。彼唯一のデッカ録音とのこと。手持ちの盤は1980年に発売された廉価盤シリーズの1枚。これもどこかの中古レコード店で手に入れたはずだが、ほとんど針を通した形跡はない。SPUカートリッジを降ろすとノイズレスのフレッシュな音が飛び出してきた。

演奏はいずれも折り目正しい正統派だ。壮年期のジュリーニは晩年とは違って、少しはイタリア的なカンタービレかと思っていたので、その正統的な解釈に少々肩透かしをくわされた。テンポは中庸で各声部の誇張感がなくバランスすこぶる良好。フレーズはやや短めに切り上げていく。つまり全体として見通しのいい音楽に仕上がっている。録音も演奏に相応しく、英デッカの録音にときどきある響きの強調感もまったくなく、やや小編成と思われるオケの音が演奏同様に折り目正しく響く。どうやらこの時期のジュリーニのモーツァルトはとてもいいようだ。 この録音から10年ほど経った70年代後半から、ジュリーニはにわかにメジャーな存在となりDGを中心に多くの録音を残した。この盤はそうした還暦以降晩年までのジュリーニとは違った魅力を感じる1枚だ。


40番ト短調第1楽章。この盤と同じコンビ、同時期1964年の演奏とある。


ロッシーニの<セビリアの理髪師>序曲。フィルハーモニア管との録音@1959年。お気軽カンタービレとは縁のない、丁寧で折り目正しいシンフォニックな演奏だ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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