C・ヘイデン&P・メセニー<ミズリーの空高く>



週末土曜日。程々の暑さ。もちろん終日エアコンONだが、最高気温は30℃を少し超える程度。陽が落ちたあとは涼しい風が吹き抜ける。思えば、昔の暑さはせいぜいこの程度だったなあ…
さて夜半を過ぎて暑さも癒えたところで、こんな盤を取り出した。


R0011749.jpg  Heiden_Metheny.jpg


ベースのチャーリー・ヘイデンとギターのパット・メセニーとによるデュオのアルバム。1996年の録音で、コンテンポラリー・ジャズの人気者二人によるアルバムとして話題になりヒット作となった記憶がある。二人が生まれ育ったミズリーをイメージしながら、第1曲のWaltz for Ruthから深く静かにかつ雄大な音楽が繰り広げされる。低音楽器としてのベースの存在感、低く大地に広がるように響く音、そしてその上にアコースティックなギターの多彩な和声がのる。二人のアンサンブルゆえ、音の数は当然少ないのだが、少ない音の間から広がる景色は、まだ見ぬミズリーの空を想像させて余りあるほど豊かだ。

この盤の本当の良さを味わうには、再生装置にある程度の質が要求される。具体的にはチャーリー・ヘイデンのベースが発する基音がしっかり再生されるかどうかで、このアルバムの印象が大きく変る。出来れば40ヘルツ程度までフラットに再生できるシステムがほしい。これはベースの基音だけでなく、パットの奏するギターの胴鳴りの響きを再生するのにも有効だ(ぼくの手持ちのシステムで聴くと、まあ70点くらいかなあ…)。 オーディオは音楽を楽しむための道具・手段だ。確かにその通りで、音が出れば何でもいいといいたいところだが、音楽の種類や演奏の形態によっては、再生機器の性能が音楽の印象や評価を決定付けることがある。このアルバムではそうした要素を再認識する。


二人のライヴ映像があったので貼っておく。
この盤にも収録されている<Our Spanish Love Song>


パットのソロ。7分あたりから独自の多弦ギターによる演奏が見物だ。


この盤の音源。全曲


★★追伸★★
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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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