R・シュトラウス オーボエ協奏曲ニ長調



当地関東地方は昨日からの台風接近で朝の足を心配していたが、起きてみると台風一過の快晴。いつも通りの一日となった。盆暮れもなくせっせと働き…というのは嘘で、夏休みは7~9月の間に業務状況勘案して合計六日間を取得可能というルール。まあ、そのうちちょこっと休もうかと…
そういえば、きょうブログの管理画面をみると相変わらずコメント・拍手・ランキングバナークリックいずれもなく、ここしばらく続いていた、にほんブログ村<クラシック音楽鑑賞>ラインキングトップの座も明け渡し確定。そろそろ、この与太ブログも賞味期限切れか… まあね、もともと賞味するほどの味わいもないしね。 さて、ひと息ついて夜半の一服。今夜もまた続けてリヒャルト・シュトラウス。


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しばらく前にR・シュトラウスのホルン協奏曲の記事を書いたが、ホルン協奏曲と並んでよく知られるオーボエ協奏曲の盤を聴くことにした。少し前に手に入れた、ルドルフ・ケンペ(1910-1976)指揮ドレスデン国立歌劇場管(SKD)によるリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の管弦楽全曲集ボックスセット。その中から管楽器協奏曲の入っている8枚目を取り出し、オーボエ協奏曲のトラックを選んでプレイボタンを押した。オーボエのソロはマンフレート・クレメント。1975年ドレスデンルカ教会での録音。

オーボエはオーケストラの木管群の中でもしばしば魅力的なソロをとり、ときにチャーミングに、ときに哀愁あふれるフレーズを聴かせてくれる。にも関わらずというべきか、この楽器のための協奏曲はバロック期を除くと決して多いとは言えない。古典派以降の作品で一般の演奏会で取り上げられる協奏曲は、ほとんとモーツァルトとR・シュトラウスの二択といってもよい。ぼく自身もこの二曲以外ではベッリーニと、それから確かテデスコが書いていたかというくらいの知識しかない。

しかしその二択のうちのひとつ、R・シュトラウスの協奏曲は、その傑出した作風をもってこの楽器の魅力を伝えて余りある存在だ。 第一楽章冒頭、ごく短い序奏に続いてオーボエのソロが明るく伸びやかなフレーズを吹く。この印象的なフレーズは楽章を通じて頻繁に現れ、この曲を聴く者に強く印象付けるフレーズだ。第二楽章アンダンテは穏やかな幸福感に満ちていて心和む。この曲が第二次大戦直後に着手され、1946年2月に出来上がったということがにわかに信じられない。第二楽章終わりのカデンツァをはさんでアタッカで第三楽章に入る。ヴィヴァーチェという設定ながら、伸びやかなオーボエのフレーズと終始明るい全体の曲想から、せわしない印象は皆無。管弦楽もときにシンフォニックに鳴り、短いカデンチャのあとコーダとなって、華やかに曲を閉じる。
R・シュトラウスは晩年、再びモーツァルトに傾倒したというが、このオーボエ協奏曲はさもありなんと思わせる古典的様式と構成感に立ちながら、全体を後期ロマン派の色合いで仕上げた傑作だろう。


ヨハネス・グロッソという仏系オーボエ奏者のソロ。


この盤、ケンペ&SKDとクレメント(Ob)の音源。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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