R・シュトラウス ヴァイオリン協奏曲ニ短調



きのうに続き、関東はきょうも不安定な天気。あさ出がけに雨、ほどなくやんで陽がのぞくも、湿度MAXのムシムシ具合はまるで梅雨のよう。参りますね…。スカッと爽やかコカコーラ!的な夏空はどこにいってしまったのか。
さて、週末。お盆も帰省も関係なく、今週もせっせと働きましたよ。今夜はのんびりいたしませう。…で、またまたリヒャルト・シュトラウス。ぼちぼち終わりにしますが…(^^;


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R・シュトラウス(1864-1949)のヴァイオリン協奏曲ニ短調。シュトラウス18歳のときの作品。ホルン協奏曲同様、初期作品の中のひとつ。例のボックスセット、ケンペ指揮シュターツカペレドレスデンによるリヒャルトシュトラウス管弦楽全集の中の7枚目に収録されている。ヴァイオリン独奏はウルフ・ヘルシャー(1942-)。1975年録音。


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第一楽章から堂々とした管弦楽の響きと、それに対抗するソロヴァイオリンはいきなりダブルストップの技巧的なフレーズで開始する。古典的様式ながら重厚な音響と積極的な感情表現は、かなりコテコテのロマン派ど真ん中だ。ブラームスとブルッフのミックス感ありあり。一つのモチーフに固執し技巧を駆使して曲を構成するまでの技量はまだ18歳の青年にはまだ乏しかったのか。しかしそれを補って余りある魅力的なフレーズのオンパレードで中々聴かせる。第二楽章は憂いに満ちた悲歌が奏でられる。ウルフ・ヘルシャーのソロがまた感情を抑制しつつ程よい鳴き節で、万感胸に迫る好演出。終楽章は軽快なロンド。聴こえてくるSKDのサウンドもどうやら大きな編成のようだがキレもよく、独奏ヴァイオリンも管弦楽の響きにうずもれないのはシュトラウスのスコアがよく出来るているのに加え、ケンペのコントロールが万全な証左だ。

この曲、コンサートで取り上げられることはほとんどなく、録音も多くはないが、一度は聴いておくべき佳曲だろう。このケンペ&SKDの9枚組全集セットは、このところ記事にしている協奏曲類の他、もちろん一連の交響詩も含まれ、演奏・録音とも優れる名盤。現在三千円で手に入る最も価値あるセットの一つだ。


第一楽章(途中まで)


この盤の音源。全楽章。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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