M・ポンセ <南のソナチネ>



きょうの関東は台風一過とはならず、昼過ぎからあちこちで雷雨発生で不安定な天気。太平洋高気圧とシベリア産の冷たい気団とのせめぎ合いが続いている。そんな中、きょうは定時少し前にフレックス退勤。ちょっと事情あって近所の沖縄料理の店へGo。そうきそば、ラフテー、島豆腐他、ほとんど井之頭五郎状態となって美味しく頂きましたよ。 さて帰宅後一服。ひと息ついてボーッとしながら、音盤棚のギター盤が並んでいるあたりを捜索していて、この盤を取り出した。


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イェラン・セルシェルの日本デビュー盤。A面にバリオスの大聖堂、ワルツ第3番、ポンセの南のソナチネ。B面はダウランドのリュート曲が7つ並んでいる。1980年録音。ダウランドはゲオルク・ボリン作の11弦、その他はホセ・ラミレスの6弦で弾いている。

実に端整な表現。最近はコテコテの演奏が多いバリオスも、スッキリとまるで古典を聴くようだ。ワツル第3番など、おそらく今のギター愛好家には物足らないくらいだろう。もっと歌うべし、もっと表情をつけて…。よく聴くセリフだが、音楽の骨格や様式感も分からずに、歌ったり表情を付けたりする演奏ほど気持ちの悪いものはない。その点、このセルシェルの演奏は御手本のような見事さだ。ポンセの南のソナチネも<過ぎず>にいい感じ。この曲はポンセが残した他のソナタよりも小規模ながら、軽快なスパニッシュテイストがギターによく合っていて好きな曲の一つだ。こんな与太ブログ書いている時間をギターの練習にあて、この曲を華麗に弾きこなしてようかと、真顔で考える。


期待の新人:森田綾乃。自己紹介と南のソナチネ第1楽章。


クリコヴァによる第1楽章。



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ナイス選曲ですね。

こんばんは。
クリコヴァさんの演奏、すばらしいですね。CDよりいい?。
こんな曲弾けたら幸せでしょうね。中級ではなく上級向けでしょうか。
わたし、譜面持ってないと思ってましたがセゴビア版ありました。が、まっさらで手を付けた痕跡はありません。ポンセで弾いたのはスケルツィーノメヒカーノでそれも2重奏版のファースト側だけでした。これもぐっとくるメロディではあります。
前の記事のアンダンテラルゴとともにいい選曲が続いてますね。別にギターネタに専念しろなんていいませんですが。フェルナンデスの初来日コンサートでソルのエチュード聴いてはじめて、ソルとモーツァルトの同時代性を感じたこと思い出しました。

Re: ナイス選曲ですね。

FM大野さん、こんばんは。ちょっとお久しぶり…かな。

クリコヴァの動画はおそらくナクソス盤CDの録音セッション時のものと思います。CDは別テイクだと思いますが、音はCDの方が良好です。サイモン・マーティーを駆使したパワフルな演奏が聴けますよ。 私の初ポンセもやはりスケルツィーノメヒカーノでした。70年代半ばに随分と流行って、愛好家諸氏はみな弾いていました(^^;

バリオスのワルツ3番は大学の卒業リサイタルで弾きました。
うろ覚えですが、当時、ジョンウィリアムスが弾いてるCDを聞いて参考にして弾いた気がします。
が!当時から違和感を感じながら弾いてた理由が、後になってわかりました。それは「ワルツなのにこれを聴きながらワルツは踊れないだろう」ということ。(笑)
テンポを揺らし、フレーズをそこここで溜めて……。誰の演奏を聴いてもそんな感じだろうとは思うのですが。
でも、ワルツ踊るなら、いわゆる「ズンチャッチャー」のリズムが感じられるべきではなかろうかと。(^_^;)
セルシェルのは聴いたことありませんが、どうなんでしょう?文章から察するに私がイメージするワルツの演奏に近いような印象。
いつか、自分で弾くときには、もうちょっと「ズンチャッチャ」な感じで弾いてみたいと思っています。(笑)

Re: タイトルなし

みっちゃんさん、こんばんは。
おぉ、ワルツ3番を。それは素晴らしい! ジョン・ウィリアムスのバリオスアルバムは私もLP盤を持っていますが、バリオスが流行り始めた頃、唯一まともな演奏と録音として歓迎されたと記憶しています。
ワルツといっても、歴史的には本来の舞曲から次第に離れていき、純音楽として独立していった経緯もあるので、それぞれの曲の時代や曲調によって様々解釈があると思います。セルシェルはラテン系のコブシ回しからは遠い演奏と言っていいかもしれませんが、マイナーキーのこの曲は少し控えめくらいに弾いた方が、むしろグッとくるように感じます。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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