ソル<幻想曲第7番作品30>



関東地方はこのところ続いていたイジイジしたような天気かた一転、きのうきょうと猛暑復活。きょうも暑い一日だった。週末金曜日。野暮用あって少し早く退勤。陽の高いうちに帰宅となった。さて、今夜もギターねたを続けようか。
以前ギターの仲間内で、フェルナンド・ソルの最高傑作はどの曲か、という話題が出た。多くのメンバーが推したのが作品30の第7幻想曲だった。ぼくはソルの全作品を把握しているわけではないが、いくつかの変奏曲やソナタも捨て難いが、幻想曲第7番がもっとも素晴らしい作品の一つであることに間違いない。そんなことを思い出し、手元にジュリアン・ブリーム(1933-)が1980年に録音した盤があったので取り出した。


Fernando_Sor.jpg   DSCN0738 (480x480)


この盤にはソル(1778-1839)の幻想曲が2曲(作品30と作品7)と魔笛ヴァリエーション、それとディオニシオ・アグアド(1784-1849)の作品2-1、2、3の3曲が入っている。ソルの幻想曲は大部分が変奏曲部分を含んでいたと思うが、ホ短調のこの第7幻想曲もその一つで、盟友アグアドに捧げたとされている。曲は正に古典の薫り高く、変奏の一つ一つが原曲をうまく生かしつつ充実した和声を展開し、実に味わい深い。ジュリアーニなどイタリア系の華麗な技巧お披露目的要素の強い変奏曲と比べるまでもない。
ブリームの演奏は古典的様式感や表現の枠を守りながらも、時々聴かせるタメやヴィブラートの聴いた美音などは70年代から続くいつもながらの彼のスタイルを踏襲している。今ならより古典的スタイルの演奏もあるだろうが、当時はまだこの曲の録音自体が珍しかった。


ソル 第7幻想曲の楽譜。スウェーデンのBoijeコレクションから。
http://boije.statensmusikverk.se/ebibliotek/boije/pdf/Boije%20502.pdf

ソルの多くの作品はこちらのリンクから。
http://www.guitareclassiquedelcamp.com/partitions/fernandosor.html


この盤の音源。ブリームの演奏。長めの序奏があって、2分過ぎから主題が奏される。


ナクソスから何枚かアルバムを出しているジュリアーノ・ベロッティ(1974-)というギタリストによる演奏。
カメラワークが少々せわしないかな…



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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