ラゴスニック(G)とリンデ(FL)


九月になりましたヨ~ン…って、格別の変化もないが、なんとなく夏の終わりを意識する。まだまだ暑いけどね…。
さて、本日も業務に精励。8時少し前に帰宅した。先日来、ヴァイオリンとチェロを聴いたからか、なんとなく吹き物が聴きたくなって、こんな盤を取り出した。


201609_Ragossnig_Linde_1.jpg  201609_Ragossnig_Linde_2.jpg


コンラッド・ラゴスニック(1932-)とハンス=マルティン・リンデ(1930-)による演奏。
最近の事情はよく知らないが、学生時代の70年代、ギター弾きにとって他の楽器とのアンサンブル相手の筆頭はリコーダーだった。手軽で素人でも音がひと通り出せ、音量も適度でギターの相方にちょうどよかった。ギター弾きの何割かはリコーダーも自己流でかじったものだ。取り上げる曲もギター弾きにも馴染みの深いバロックの小品や、少し腕を上げるとヘンデルのソナタが目標になった。かくいうぼくも学生時代、友人のギターとチェロを通奏低音にヘンデルのト短調のソナタに挑戦し、学内の演奏会で吹いたことがあった。

この盤ではヘンデルのソナタ他、レイエ、ロカテルリ、バッハやテレマンの作品が収録されている。録音は1975年。当時完成したばかりの上野学園石橋メモリアルホール(数年前に建て直された)で井阪絃のプロデュースで行われている。オリジナルの伴奏、すなわち通奏低音(チェンバロ+α)による伴奏と比べるとギター1本による伴奏は、正直なところ少々音楽が痩せて聴こえるのはしかたないだろうか。ラゴスニック自らのアレンジによるギターパートは、以前楽譜にもあたったことがあるが、技巧的に中々難しく、きちんと弾くにはアマチュア上級以上のスキルが必要だ。この盤、あるいはこの編曲はギター弾きがバロック期の合わせ物を楽しむ対象としては好適だが、純粋に笛の響きと音楽を楽しむのなら、オリジナル形式の伴奏を採りたい。

手元にはこのコンビおよびフルートのペーター・ルーカス・グラーフ(1929-)のフルートを相方にした盤がある(写真右)。グラーフとの盤は、ギター弾きにはお馴染みのジュリアーニとカルリの作品他が収まっている。ジュリアーニは作品25ホ短調のソナタ、カルリは作品109の中の1つ。共にあまり演奏されることのない曲だ。曲としてはオリジナルがギター用に書かれているこれらギター古典期の作品の方がずっと楽しめるように思う。
部屋の戸棚の中にはリコーダーは何本か転がっているが、音を出さなくなって久しい。昔を思い出してヘンデルのソナタでもトライしてみたいとも思うが、今更…の感強く、手付かずのままだ。


ダウランド<デンマーク王のガイヤルド> ラゴスニッヒのリュートとリンデのブロックフローテ。


ペーター・ルーカス・グラーフとラゴスニッヒによるジュリアーニ作品25ホ短調のソナタ。


こちらはカルリ。



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No title

毎日楽しみに拝見させていただいています。1958年生まれのギター愛好家です。ギター音楽を大きく超えた、幅広い視野に敬服いたします。いつか私(の世代)の大好きなヴァルター・ゲルヴィッヒの特集をお願いいたします。

Re: No title

しょうむらのりひこさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
駄文続きの与太ブログですが、アクセスいただいている方には、ほぼ同年代のギター弾きの方もウェイトが高いのかなあと感じています。きょうは、しょうむらのりひこさんのコメントに触発されて、ゲルヴィッヒのレコードを記事にしましたよ(^^;
どうか、引き続きよろしくお願いします。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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