バッハ 平均律クラヴィア曲集2 第9番ホ長調 BWV878



飛び飛びの休みが続くと曜日の感覚が希薄になる。仕事の進行も何となく分断される感じもある。加えてきょうは昼前から頭痛に見舞われた。…と、いろいろ理由をつけ、きょうは三時で仕事を切り上げた。我ながらやる気の無さがみえみえの一日。まあ、こんな日もあるさ。 帰宅後、ぬるめの風呂にゆっくりつかって何とか頭痛も癒えた。久しぶりにバッハ平均律でも聴こうかと思い、グールドかアファナシエフか悩んだが、グールドに。例のボックスセットから取り出した盤には平均律第2集の9~16番が収録されている。録音は1970年。


201609_Bach_WTC_878_Gould.jpg  201609_Bach_WTC_878_Gould_2.jpg


第9番ホ長調BWV.878.シャープ4つのホ長調はギター弾きには弦の調律の関係でお馴染みの調性で、弾きやすく明るいイメージがある。ヴァイオリンにおけるニ長調に近い感覚だ。鍵盤楽器での調性のイメージはぼくにはよく分からないが、この曲を聴く限りバッハの平均律でも共通したイメージを感じる。前奏曲はいかにも前奏曲らしくフレーズがよどみなく流れる曲想。楽譜をみると、2声が追いかけっこをしている形だ。16分音符が横に流れるフレーズを歌う中、8分音符の跳躍的なリズムが時折アクセントになって曲が進む。そのまま合唱や弦楽合奏で演奏してもいいくらい自然で滑らかな曲想だ。楽譜もそんな感じといったらいいだろうか。ごく自然なモチーフで始まるが、いくつかの奇跡的な転調を伴って曲は穏やに、そして深く厳かに進む。この1970年の録音ではフーガの出だしは極めて決然としたタッチが始まるが、下記の晩年に近い映像でグールドはまったく異なる解釈で柔らかな音色でテーマを繰り出していて実に興味深い。


ニコライ・デミジェンコの演奏で前奏曲とフーガ。前奏曲に続き、4分05秒からフーガ。


グールドによるBWV.878のフーガ。晩年の演奏。1970年録音に比べるとずっとテンポが遅い。


エマーソンカルテットによる弦楽四重奏版のフーガ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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