プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調


昨晩からの冷たい雨が昼過ぎにはあがり、西の空は夕焼けニャンニャン(^^; 近所の銀杏並木もすっかり色づいて晩秋の趣きだ。隣り町のマンドリンアンサンブルの練習から帰り、夕飯まで少々時間があったので、夕暮れトワイライト・リスニングにと、こんな盤を取り出した。


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プロコフィエフの2曲あるヴァイオリン協奏曲のうちの一つ、第2番ト短調。ヘンリック・シェリングの独奏、ロジェストヴェンスキー指揮ロンドン交響楽団が伴奏を付けている。1965年録音のフィリップス盤。この曲はプロコフィエフ後期作品中の初期のもので、古典へ回帰した形式と美しい民謡風主題を取り入れた傑作だ。

第1楽章冒頭から無伴奏で印象的な主題が奏される。どこか懐かしく悲しい、不思議な魅力ある旋律。その後の展開も力ずくのところはまったくない。ベートーヴェンのアダージョを思わせるといわれる第2楽章も終始独奏ヴァイオリンが高貴なメロディーを歌う。第3楽章になって曲は舞曲的性格のラプソディックな展開になり、途中カスタネットも入ってきて活気を帯びてくるが、ト短調の調性ゆえか明るく華やかな空気にはならず、どこか抑制が効いている。
60年代の録音だが、フィリップスらしい透明度の高い良い音で、気品に満ちたシェリングのヴァイオリンが楽しめる。ロシアのオケだとやや勢いに走りがちなロジェストヴェンスキーも、ロンドンのオケ相手とあってか落ち着いたバランスのよいバック。近現代の曲はどうもという向きにも馴染みやすい曲だ。


神尾真由子とアシュケナージ&N響の演奏で第1楽章


同じく第2楽章



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タイトルが第1番になってますよ

プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲は、2曲ともお気に入りです。いいですね~。野蛮な響きがすぱっと転換して童話的な雰囲気になったりするような変化の大きさが、たいへん楽しいです。作曲家の境遇はしだいに厳しいものに変化していったのでしょうが、若々しさを感じる第1番とくらべると、第2番の協奏曲は大人の音楽ですね~。

Re: タイトルが第1番になってますよ

タイトルが…あららっ(≧∇≦)失礼しました。おっしゃる通り、竹を割ったような…の逆をいく大人のミックス感が極東片田舎のオヤジゴコロをくすぐります^_^
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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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