ブロムシュテット&SKD シューベルト交響曲第3番ニ長調


週明け月曜日。本日も業務に精励。年末進行というわけではないが、業務ほどほどにひっ迫。仕事納めの最終日までせっせと精出す予定。もう少しゆるくいきたいところだが、中々調度よく(というか都合よく)とはいかない。と言いながらもさほど遅くならずに帰宅。ひと息ついて久々に本流回帰。こんな盤を取り出した。


201612_Blomstedt_Shubert.jpg


ブロムシュテット(1927-)とシュターツカペレ・ドレスデンによるシューベルトの交響曲全集。手持ちの盤は昨年2015年秋にキングレコードからリリースされた4枚組セット。発売直後に手に入れた。全8曲のうち今夜は第3番二長調D200の盤をプレイヤーにセット。1978年録音。
第1楽章はものものしく、ときに陰りも感じさせるアダージョ・マエストーソの序奏で始まる。主部に入ると一転、音楽は明瞭快活に進行。第2楽章アンダンテと第3楽章メヌエット(実態はスケルツォ風)もくったくのない明るさと躍動感に満ち、この作品が書かれた頃のシューベルトの作曲家としての好調さと意欲を感じる。とりわけ第3楽章は明快なアクセントがたびたび打ち込まれ、単調なメヌエット楽章とは一線を画している。終楽章はタランテラ風の勢いのある展開と色彩感にあふれる。当時のウィーンで流行っていたロッシーニに代表されるイタリア趣味とも、イタリア出身の師サリエリの影響ともいわれるが、ところどころ<ザ・グレート>の最終楽章を思わせるフレーズと和声が出てきて、やはりシューベルトらしさを実感する楽章だ。

来年には90歳となるブロムシュテット。この録音当時、すでに50歳の充実した時期にあたり、音楽は若々しさと熟した洗練とを併せもつ。いずれもシューベルトの音楽に似つかわしい。ドレスデンのオケの響きとそれを絶妙にとらえた当時のドイツシャルプラッテンの録音も実に素晴らしい。ブロムシュテットの解釈と録音会場のドレスデン・ルカ教会のアコースティックもあって、エネルギーバランスはいわゆる摩天楼型。低音から高音までスッキリと立ち上がり、解像度が高い。弦楽群は左右いっぱいに展開し、管楽器群の距離感も万全。うるさくならない程度の音量で聴くと目前に極上のオーケストラサウンドが展開し、音楽とオーディオの幸せなマッチングを実感できる。


この盤の音源。全楽章。


2011年に誕生した東京の社会人オーケストラ:オーケストラーダによる演奏。指揮は音楽監督の久保田昌一氏。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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