訃報 佐藤弘和


ギタリストで作編曲家の佐藤弘和氏が昨日亡くなった。
1966年弘前市生まれの佐藤氏は一流のギター奏者であると同時に、多くのギター曲を残した。弘前大学教育学部で音楽を専攻され、クラシック音楽全般に精通。とかくギター音楽だけに偏重しがちなギター界にあっては貴重な存在だった。氏はそのプロフィールで、作曲のモットーとして「弾き易くわかり易くメロディックであること」といい、また「楽器としてのギターを弾くことだけに偏りがちな傾向を打破するために、普遍的な音楽の中でのギターというものを考えていきたい」との信条をお持ちだった。技巧的に無理のない、シンプルで音数の少ない小品でも、豊かなメロディーと気の効いたモダンな和声が施され、弾いていて気分のよくなる曲が多かった。


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ぼくは数年前にmixiを通じて知遇を得て、何度かメールのやり取りをした程度のお付き合いであったが、「与太さんの作った作曲家年表をレッスン室に貼りました」と返信を受けたことがあった。 かねて病気療養中で、一時期お元気になられたのだが…。
享年50歳。ご冥福をお祈りいたします。


ほころびだらけのつたない演奏ながら、以前弾いた佐藤作品から2曲。
佐藤弘和ギター作品集1<秋のソナチネ>から <素朴な歌 A Simple Song>


48のやさしい小品集から <思い出 Remembrance>



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衝撃のニュースです。

今日も今日、彼のクリスマス楽譜集の中からソルのパストラーレを弾いたばかりだというのに。
日本のクラシックギター界にとって大きな損失ですね。
以前弾かれたもののようですが、与太さんの演奏から悲しみに満ちた追悼の心が伝わってきます。

Re: タイトルなし

佐藤さんの作品は、初心者向けの曲でも、限られた音から和声の構成をイメージさせるように作られていました。本格的なソナタもギター的な発想ではなく、あくまで音楽の骨格から導かれていて、他の楽器や編成にしても成立する曲が多いと感じます。本当に残念でなりません。合掌
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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