ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調



居座る寒気で全国的に大荒れの模様。当地も昨晩から降雪。あさ窓を開けると数センチ程の積雪。日中も気温上がらず寒い一日となった。外出の予定もなく終日在宅。たまには明るい時間の音盤タイムをと、アンプの灯を入れスタンバイ。こんな盤を取り出した。


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アンヌ・ケフェレック(1948-)のソロによるラヴェルのピアノ協奏曲ト長調。1976年のリリースでアラン・ロンバール指揮ストラスブールフィルが伴奏を付けている。もう1曲、クラシック愛好家であれば<左手>で通じるピアノ協奏曲ニ長調「左手のための」がカップリングされている。
この曲はアルゲリッチ盤の印象が強いのだが、このケフェレック盤はまた違ったアプローチ。<女性的>とひと言で片付けてしまうのはナンだが、フランス音楽の傑作であるこの曲が持っている雰囲気からしたら、こちら方が本来の姿かもしれない。何といってもケフェレックは生粋のパリジェンヌだ。鞭の一打ちで始まる第1楽章など、アルゲリッチ盤だといきなりピアノと管弦楽によるバトルなるが、このケフェレック盤はピアノとオケが寄り添うように穏やかに進む。平和主義者のぼくとしては、こちらの方が心穏やかに聴ける。アラン・ロンバール指揮のストラスブールフィルのバックは、例のストラスブールパーカッショングループのメンバーもいるからだろうか、この曲で重要な役割を果たす打楽器群の音が見事だ。ラヴェルが自身がモーツァルトの五重奏曲を模したと語った第2楽章は、夜の気配とロマンティシズムに満ちていて美しい。


デ・ラローチャが弾く第2楽章を貼っておく。1分30秒あたりで短調に転じるところはいつ聴いてもグッとくる。


ステージ衣装がしばしば物議をかもすユジャ・ワンによる全楽章。ピンヒール&ミニスカでラヴェル…



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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