ドヴォルザーク 交響曲第6番ニ長調



寒さ戻る。北風強し。今週末は関東平野部でも降雪の予報だ。
きょうは午後から霞ヶ関で仕事。行き先の部門は何でもバブル期に建てた庁舎の大改修とやらで、年明けから少し離れた民間の真新しい高層ビルを仮庁舎として業務を開始した。仮庁舎とはいえ、これから数年間の業務拠点になるそうだ。役所での業務はつつがなく終了。その後の残務も滞りなく完了し、帰途についた。
さて、ひと息ついて夜更けの一枚。今週末土曜日に群馬交響楽団の定期演奏会があって、プログラムがオール・ドヴォルザークだったことを思い出し、こんな盤を取り出した。


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チョン・ミョンフンとウィーン・フィルによるドヴォルザークの交響曲第6番と第8番を収めた盤。1999年ムジークフェラインでのセッション録音。手持ちの盤は発売まもなくの頃たまたま見かけて手にした輸入盤。今夜は第6番を選んでプレイボタンを押した。
ドヴォルザークの交響曲といえば第9番<新世界>、第8番が人気のツートップ。そのあと少し間があいて第7番。そしてようやく第6番が続くだろうか。ぼくはたまたま40年前に学生時代から6番、7番を当時FMエアチェックしたカセットで好んで聴いていたこともあって、6番も他の曲に等しいくらいに好きな曲だった。
第7番同様、ブラームスの影響を受けたといわれる第6番だが、ニ短調の第7番と比べ、ニ長調の第6番は全編明るい雰囲気をもち、ブラームスでいえば第2番ニ長調に通じるところがある。第1楽章は冒頭から穏やかで親しみやすいフレーズが続き、誰しも引きつけられる。第2主題はぐっと情緒的になって、この曲を単調な明るさだけにしていない。第2楽章は木管の主題に続き弦楽群が美しく歌う。ときおり遠くから聴こえてくるホルン、木管群と弦楽群掛け合いなど、次々と曲想が変わり飽きさせない。第3楽章はいかにもドヴォルザークらしいフリアントによるスケルツォ楽章。お馴染みの快速調<2+2+2+3+3>のリズムが華やかに踊る。終楽章はソナタ形式をとり、二つの主題も明確に提示される。出だしはまさにブラームスの第2番を彷彿とさせる。管弦楽は効果的によく鳴るが、民族調のズンドコ節にはならず、最後まで格調を保ち大団円となる。

チョン・ミョンフン&ウィーン・フィルによるドヴォルザーク交響曲の全曲録音へ発展するとのうわさもあったようだが、結局その後の新録音はないようだ。ムジークフェラインでのセッション録音ということもあって、全編美しいウィーンフィルサウンドにあふれる。チョン・ミョンフンがライヴパフォーマンスで時折みせる熱いドライブは控えめで、すべての音は常に整然としていて、演奏の格調はすこぶる高く、好ましい。


この盤の音源。


スウィトナー&SKBによる第3楽章。


イギリスの指揮者シャーン・エドワーズとベルリン・ドイツ交響楽団による全曲。



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No title

 チョン・ミョンフンとウィーン・フィルの、この6番は佳さげですね。聴いてみたく思います。この曲は、17.8年前に群響にドレチャールさんという指揮者が来て、取り上げました。この時は、伊藤恵さんのピアノ、モーツァルトの20番のコンチェルトも演奏され、こちらの方が印象深かったように記憶しています。
 下野さんの6番は期待しています。というのも、読響で下野さんが全曲演奏をしていますが、何度か聴きに行き、素晴らしい演奏を披露してくれたからです。多分今回も、きりりとひきしまった爽快な演奏をしてくれるものと思っています。

Re: No title

バルビさん、こんばんは。
下野氏のドヴォルザークをご経験済みなのですね。いつもながら素晴らしい!私も今週末を楽しみにしています。
このチョン・ミョンフン&ウィーン・フィルの演奏は予想以上にすっきりとした造詣と響きで、ちょっと意外でした。普遍的なよい演奏だと思います。
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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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