モンポウのピアノ自作自演盤



きのうの<コンポステラ組曲>で思い出し、今夜はこんな盤を取り出した。


201702_Monpou_Piano.jpg


スペインの作曲家;フェデリコ・モンポウ(1893-1987)のピアノ曲集。写真のCD4枚組のセットは彼のピアノ曲全作品を集めたもので、しかも演奏をしているのは作曲者モンポウ自身というアルバムだ。モンポウは1893年に生まれ1987年に94歳で亡くなった。ライナーノートを見ると、この盤の録音は1974年。彼が81歳のときに録音されたことになるが、音はすこぶるいいし、元々ピアニストも目指していたモンポウ自身のピアノも年齢をまったく感じさせない。自身の作品が持つ色彩感を過不足なく表現しているといえる。

モンポウはぼくらギター弾きにも馴染み深い。ピアノ曲の<歌と舞曲>から1曲が編曲されているし、ギターオリジナル作品として<歌と舞曲13番>ときのう記事に書いた<コンポステラ組曲>も名高い。作風はフランス印象派のイメージが色濃く、ときに最小限の音数で音楽構成したり、5音階を多用したりと、むしろドビュッシーやサティーを思わせる曲想が多い。<前奏曲集>もその路線と言えるが、ショパンの後期作品を思わせるような曲もあり興味深い。どの曲にも共通して流れている内省的で、選ばれた少ない音に凝縮されたロマンティシズムが、夜こうして聴くには相応しい。ドビュッシーほど先鋭的でなく、サティほど諧謔的でもなく、少々ゆるい(音楽としてはツメが甘い?)ところが、ちょうどいい塩梅という感じだ。


<歌と踊り>の中でも人気の高い第6番


同じ第6番をギターで弾くとこんな感じです。


全12曲ある<前奏曲>から10曲が演奏されていてる。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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