きょうが命日パコ・デ・ルシア <LUZIA>


きょう2月26日は年に一度、二・二六事件を思い起こす日だ。きょうの午後、たまたまテレビを観ていたら1979年に放送されたNHK特集「戒厳指令「交信ヲ傍受セヨ」」ともとにした番組が放送されていた。もととなった放送は38年前の番組だが、これまでも何度か再放送されている。ぼくは1979年の放送を会社の独身寮の部屋で観ていて、番組の内容に大いに引き込まれた。ご覧になった輩も多いことだろうから、くどくどここで説明するつもりはないが、貴重な傍受記録の発掘と解読、まだ存命だった当時の関係者や家族への取材など、事の真否はおくとしても、ドキュメンタリーとしての説得力は絶大で、きょうの再放送も食い入るように観てしまった。


NHK特集「戒厳指令「交信ヲ傍受セヨ」」


続編ともいうべき、二・二六事件 消された真実~陸軍軍法会議秘録~
https://youtu.be/_Yu70Jp1g5A
 向坂資料によるさらに興味深い内容。


さて、天下国家と人生は語らない本ブログ。音盤ネタにいこう。
きょう取り出したのは、3年前のきょう2月26日に66歳で亡くなったパコ・デ・ルシア(1947-2014)が1998年に発表したアルバム<LUZIA>。ぼく自身、同じようなギターを弾きながらフラメンコはまったく不案内。フラメンコギタリストを5名あげよと問われたらギリギリ何とか答えられるかというレベルだ。まず、伊藤日出男だろう(^^; サビーカス、モントーヤ…古いなあ。


201702_Paco.jpg  201702_Paco_Luzia.jpg


この盤は彼の14作目のアルバムだそうだ。おそらく正統派というか、歴史的なフラメンコスタイルから見るとパコはフラメンコの技巧をベースにしながらもまったくの別物という評価なのだろう。しかし、それが故に70年代に頭角を現し、以降の人気を得るに至った。フラメンコに興味があったわけではないが、彼が初来日した際にNHKテレビで演奏したときの印象は強烈だった。ギターというのはこんなにも速く音階が弾けるのものなのかと。手元には70年から80年、人気のピークにあった頃のベスト盤CDと中古のLPが2枚、そしてこの<LUZIA>があるだけだが、このアルバムはとても気に入っていて時々取り出して聴く。ジャズやフュージョン系のアーティストとの協演も数多いパコのイメージだと、圧倒的なテクニックとノリと勢いとで弾き抜けるイメージがあるが、この盤は全体を通してどこか静けさが支配する。冒頭のBuleriaからして、超低音域の響きを伴うカホンに導かれてパコのトレモロが繰り出される展開されていくが、フレーズの合間にはふと寂しさが宿る。この盤の作成中に亡くなった母に捧げられたというのも偶然ではないだろう。そしてパコ自身も三年前のきょう66歳で亡くなった。


この盤の全曲。


若き日のパコ。


パコも激賞する現代の若手テクニシャン:グリシア・ゴリャチェフ。


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パコ・デ・ルシア

「灼熱のギタリスト」ミニ・シアターで見て来たり、以前は、グループの演奏を聴きに行ったり、何か縁のある方?と勝手に思ったりします(笑)。
昔、FMでフラメンコの番組の中で、彼のギターが紹介され、車運転中の方は気が付かないうちにアクセル踏み込んでることがありますから、ながら運転気をつけてください。というアナウンスが今も忘れられません。
テンション上がる演奏ですから、自然にアクセル踏み込みそうと思った記憶があります。彼のアランフェス協奏曲のCDを以前持ってました。クラシックギターの演奏家の演奏とはちょっとニュアンスが違ってたりそこも楽しみの一つでしたが、もう、3年ですか・・・。
スーパー・ギター・トリオのLIVE盤はお気にの1枚です。今日はこれ聴きますかね・・・。彼はアドリブの仕方がわからなくて同じトリオのギタリストにアドリブの仕方はどうすればいいのか?と聞いたそうです。その意味では、フラメンコにアドリブの概念はないんですね。

Re: パコ・デ・ルシア

mobuさん、こんばんは。
パコ・デ・ルシア…縁のあるアーティストだったのですね。私はごくわずかの音盤が手持ちにあるだけですし、フュージョン系アーティストとセッションを重ねてした時期も、そんなことをやっているなあくらいの記憶しかありません。思えば、ジョン・ウィリアムスもそうですが、80年代というのはやはり独特の時代にだったのだなあと、あらためて思います。
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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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