ベートーヴェンのバガテル



早いもので、きょうで二月も終わり。あすはいよいよ弥生三月。年度末にあたるが、業務計画も一時期のビハインド状態から回復、ほぼ予定通り完了見込みになった。ヤレヤレ…。そんなことを考えつつ、きょうは少し早く仕事を切り上げ帰宅した。ひと息ついて部屋の片付けをし、さっぱりしたところで音盤タイム。久々にグールドのボックスセットを取り出して、エイヤっと引き当てた1枚がこの盤だ。


201702_GG_box.jpg  201702_GG_LVB.jpg


ベートーヴェンのバガテル集。ちょっとした小品といった意味を持つバガテルだが、「ちょっとした」の意味は作曲家により、あるいは作品により様々だ。この盤には作品33の7曲と作品126の6曲が収められている。作品33はまさに「ちょっとした」モチーフ集のようでもあり、確かに彼のピアノソナタに使われているモチーフや音形が現れたりする。あるいは技術面での教育的ピースの側面もあるのかもしれない。一方作品126は作品33とはまったく世界が異なる。作品126の6曲はベートーヴェンの最晩年の作品としての意味が色濃く出ている。規模はいずれも小さく、その点はまさにバガテルではあるのだが、曲のイメージやモチーフの扱いは深く、ときに瞑想的だ。

ベートーヴェンは古典派からロマン派への扉を開けた存在と位置づけられるが、この作品33と126の二つのバガテル集を聴くとその意味がよく分かる。作品126は明らかにロマン派の音楽になっているからだ。感情の表出、モチーフの扱い、調性の位置づけ、それぞれが古典期よりも拡大され、大胆な試みがなされいてる。


作品126の3。深い呼吸で瞑想的な演奏を繰り広げるグールド



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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