L・バークリー <ソナチネ作品52>



週明けいつもの月曜日。先週末にちょっとした夜なべ仕事をして散らかっていた机周りを片付け、清々としたところで渋茶を一服。アンプの灯を入れ、こんな盤を取り出した。


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数年前に手に入れたブリームのオリジナルジャケットによるボックス選集。その1枚目<The Art of Jurian Bream>を取り出した。原盤は1959年録音のリビングステレオ。ブリームの米国デヴュー盤にあたる。収録曲は以下の通り。

 ・フレスコバルディ:フレスコバルダのアリア
 ・アルベニス:ソナタ ニ長調
 ・D.スカルラッティ:ソナタ ホ短調K.11
 ・D.スカルラッティ:ソナタ ホ短調K.87
 ・チマローザ:ソナタ 嬰ハ短調
 ・チマローザ:ソナタ イ長調
 ・レノックス・バークリー:ソナチネop.52-1
 ・ロドリーゴ:小麦畑で
 ・ラヴェル:亡き王女へのパヴァーヌ
 ・ルーセル:セゴヴィア Op.29

今夜のお目当ては、レノックス・バークリー(英1903~1989)のギター作品;ソナティナ作品52。この曲を初めて聴いたのは学生時代の70年代半ば。出だしのフレーズが印象的で楽譜も手に入れた。その出だしだけは弾けるようになったが、そこから先へは進めず。当然ながらそのまま現在に至っている。久々に聴くブリームによる演奏。60年代初頭の録音で、ブリームとしては初期の録音に属する。60年代になるかならないかという時代を考慮すると、すこぶるモダンでいい演奏だと思う。セゴヴィア、イエペス、何人かのスペイン系奏者が主流だった時代にあって、ブリームの演奏は新鮮で、ギターの美点を生かしながらも音楽としての普遍性を訴えていて、その後現在まで続くモダンクラシックギターにおける一つの潮流の原点といっていいだろう。

バークリーのソナティナはそう大きくはないが三楽章形式の古典的なフォーマットに近代的な感性を閉じ込めた佳曲。特に第1楽章の闊達な曲想、第2楽章Lentの静かな抒情が美しい。今も人気の曲のようで、しばしばコンサートでも取り上げられ、少し前にNAXOSからリリースされた朴葵姫(パク・キュヒ)のアルバムにも入っている。久々に楽譜を取り出して弾いてみようか。


タル・フルヴィッツという奏者。寡聞にして不案内。ナクソスからアルバムを出しているようだ。


ローラ・スノーデンという英国の奏者による演奏。使用楽器はクリストファー・ディーンと思われる。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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