ハイドン リュートと弦楽のための室内楽集



ここ数日のぐずついた天気が回復し、穏やかな日曜日。窓から射し込む陽光に気分をよくして、こんな盤を取り出した。


201703_Michael_Shaffer_Haydn.jpg  201703_Michael_Shaffer_Haydn2.jpg


ミヒャエル・シェーファーのリュートが楽しめる一枚。ハイドン作曲のリュートと弦楽のための四重奏が収められている盤だ。80年代初頭にミドルプライスで出た際に買い求めた。先日のレオナルド・レオの盤でソロを弾いていたトーマス・ブリースがチェロで参加している。いずれも原曲は弦楽四重奏などの原曲を元にアレンジされたものではあるのだが、ハイドン自身の編曲ではない。またそもそも原曲がハイドン自身の作でないものもあるようだ。曲想は明るく屈託のないもので、きょうのような穏やかな休日の朝に聴くに相応しい。
リュートを弾いているミヒャエル・シェーファー(1937-1978)は優れたドイツのリュート奏者だったが、残念なことに1978年41歳の若さで亡くなった。確か日本人の奥様がいたはずだ。このハイドンの四重奏の他、手元にはわずかながら彼の盤がある。いずれもリュートの持つ軽やかで典雅な、そしてときに内省的な響きをたたえた演奏だ。

実は社会人になってしばらくたった80年代初頭、国内で初めて発売された廉価なステューデントタイプの10コースリュートを手にしたことがあったが結局ろくろく弾かずに手放した(写真下)。楽器、楽譜、弦など、当時は情報がまだまだ少なかったことも疎遠になった一因だったかもしれない。その後、歴史的研究成果や熱心なファンの存在、そして古楽全般の隆盛もあって、今では当時とは比べものにならないくらい環境が整ってきた感がある。

以前所有していた10コースリュート   糸ぐら部分


この盤のハイドン:ニ長調のカルテットHob.III:8


こちらはオリジナルの弦楽四重奏による音源。


ギターによるカルテット編成での演奏。



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No title

こんばんは。
ハイドンがリュート入りの曲を書いていたのか?って驚きましたけど
そうではないのですね。紹介されてる音源聴いた感じはボッケリーニ風?
ちがうかな。
リュートも所有歴があるとはすごいですね。わたしは知人のを触った程度。
複弦弾くのが妙な手触りでした。
昔BBC制作のシェイクスピアの真夏の夜の夢だったかで、妖精がリュート伴奏で歌うところのシーンをいいなあと思ったことがありました。あれは7コースルネサンスリュートなんでしょうかね。

Re: No title

FM大野さん、こんばんは。
ハイドンのこの曲はリュートがすでに衰退期であった当時アレンジされ、編曲者不詳として今日まで伝承されてきたようです。ボッケリーニとハイドンはほぼ同世代。典型的な古典派の作風ですね。
リュートは数年楽しみましたが結局ものにならず。私が手にしたのは10コースのルネサンスリュートでしたが、7コースと8コースも一緒に発売になった記憶があります。シェイクスピアの時代のラブソング…こんなのはいかがですか?
http://www.gakkihaku.jp/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA50-%E3%80%8C%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%94%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%9F%B3%E6%A5%BD/

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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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