ビゼー<演奏会用半音階的変奏曲>



久々の雨。本降りの一日。気温も上がらず寒い寒い。4月に入ってからどうも気温の低い日が続いているし、日照も少なく、桜も例年の数日遅れだ。春爛漫はいずこへ…。 さて週明け二日目の火曜日。天気同様、何となく冴えない一日を終えて7時過ぎに帰宅。ひと息ついてアンプとストーブの灯を入れ、こんな盤を取り出した。


201704_GP_Gould.jpg


十数年前にGreat Pianist of The 20th Centuryという名で出ていたシリーズ物のグールドの巻。グールドは例のボックスセットがあるのだが、同じ録音ながら別企画の盤で聴くのも悪くない。このシリーズは20世紀を代表するピアニストの代表的な録音をそれぞれCD2枚の収めてある。先日記事に書いたリパッティーもこのシリーズ。今思えば随分と珍しいピアニストの盤もあった。もう少し手を広げて買っておけばよかったと少々後悔している。

グールドのぼう大な録音から2枚にダイジェストするにあたって、企画担当は随分と悩んだことだろう。その結果選ばれたのは、バード、ギボンズ、スカルラッティが数曲、モーツァルトとハイドンが1曲ずつ。それと時代が飛んでR・シュトラウス、スクリャービン、ベルク、プロコフィエフなど。中ではカルメンやアルルの女で有名なビゼーの<演奏会用半音階的変奏曲>が珍しい。ビゼーといえばまずはカルメン、アルルの女、交響曲ハ長調あたりが思い浮かぶが、それ以外にといわれると、馴染みはぐっと少なくなる。この<演奏会用半音階的変奏曲>は彼の数少ないピアノ作品のひとつ。ピアノ愛好家にはそれなりの知名のある曲かもしれないが、一般にはグールドが弾いているということでにわかに知られるところとなったようだ。実際、ぼくもグールドの演奏で初めて耳にした。ビゼーのメロディーメイカーとしての一面に加えて、後期ロマン派風の拡大した半音階技法を駆使した佳曲で、ピアニスティックな魅力にもあふれていて聴きごたえのある佳曲だ。

グールドの音源


全日本ピアノ指導者協会ならびに同協会協力者提供の音源。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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