ベーム&ウィーンフィル@東京1975年 ブラームス第1



きのうの記事で久々にブラームスの第1交響曲を聴き、やはりいい曲だなあと感じ入った。今夜も続けて聴くことにしよう。


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ベーム&ウィーンフィル1975年来日公演ライヴのLP4枚組セット。その中からブラームスの第1交響曲に針を下ろす。思えばブラームスの1番を聴き始めてから40余年。今夜は一体何度目だろうか。ぼくにとってはクラシックの楽曲の中でもっとも聴き込んだ曲の一つだ。とくに二十歳前後の数年間、もっとも多感であった(はずの)時期にこの曲に触れ、音楽のもたらす多くのものをこの曲から学んだ。この盤の来日公演があった1975年と言えば我が青春真っ只中。FMから流れるこの演奏の中継放送を、四畳半下宿にしつらえた手製のB級オーディオセットで食い入るように聴いたものだ。すでにベームの全盛期は過ぎていたとの評もあったが、このウィーンフィルとの演奏は最後の力を振り絞ったかのような熱のこもったものだった。

第1楽章の冒頭からコントラバスがゴーゴーと軋むような音を響かせ、ウィンナホルンは音を割って強奏する。第2楽章のむせかえるようなロマンチシズム。おんぼろFMセットから流れる貧弱な音だったが、生中継で聴くウィーンフィルの音は、日頃N響の中継で聴いていた音と明らかに違っていて、弦楽群は艶やかで美しく、木管群のチャーミングな音色に心打たれたものだ。その後今日に至るまで、幾多のブラームスの音盤を手にして聴いてきたが、この演奏は青春時代の思い出という心理的バイアスを差し引いても、もっとも好ましい演奏の一つだ。


この盤の演奏はDVDにもなっている。ただただ懐かしいベームの指揮姿。終楽章のコーダでは腰を落として渾身の力を込める。この映像は音質にはやや難有り。オリジナルはもっとふくよかで重々しい。


公演初日での両国国家の演奏。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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