シャルパンティエ 組曲<イタリアの印象>



日頃音楽を聴く時間は帰宅後の夜ということになる。いきおい聴く音楽も夜志向だ。たまの休日にはお天道様の下で明るい曲を聴かないといけないなあと思い、こんな盤を引っ張り出した。あっ、ブラ1はちょっとおやすみ(^^;


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フランスの指揮者ピエール・デルヴォー(写真 1917-1992)がパリのオケを振って入れたシャルパンティエとマスネの管弦楽曲。
実のところクラシックを聴き始めて40年余。手持ちの盤も三千から四千枚ほどになるがフランス音楽にはほとんど馴染みがない。開国以来の日本クラシック音楽の系譜に従っているのかどうか自分では分からないが、やはり独墺系ばかり聴いてきた。この盤も十年程前の出張時に大阪梅田の中古レコード店でみつけ、たまにはフランス物も聴かんとアカンなあと思ってピックアップしたものだ。

ギュスターヴ・シャルパンティエ(1860-1956)の組曲<イタリアの印象>はもともと交響詩<ナポリ>という曲を書き、サン・サーンスに絶賛され、それに気をよくしてこの交響詩<ナポリ>を終曲に据えた組曲を書いたとのこと。今では彼の代表作の一つだ。構成は以下の通り。

 第1曲 セレナード/第2曲 泉のほとりで/第3曲 ロバに乗って
 第4曲 山の頂きにて/第5曲 ナポリ

第1曲「セレナーデ」冒頭、チェロパートが68小節に渡り延々と美しい旋律を歌う。これは中々印象的で、窓辺で恋人に恋心を切々と歌う男の歌そのものだ。第3曲「ロバにのって」でも曲半ばで印象的なチェロの旋律が光る。イタリアの風景という題名からするともっとにぎやかで陽気な曲想をイメージするが、総じて穏やかで抑制が効いていて美しい。
ジュール・マスネ(1842-1912)の組曲<絵のような風景>も同様に、描写的であるもののすべてが中庸で、題名の通り静かに絵に描かれたような風景を遠めで見ている感がある。どの曲も美しい旋律にあふれ、終曲「ジプシーの祭」では華やかに歌い踊るが、土俗的な印象はなく洗練されている。先日のアルベルト・ポンセ同様、フランスの音楽、フランスの演奏家の資質は、ラテン民族の感性がベースにありながら、明らかにイタリヤやスペインとは異なることを実感する。


この盤の音源があったので貼っておく。シャルパンティエの組曲の第1曲、第2曲。
チェロパートのみによる68小節の長い旋律で始まる。


続きはこちら。第3曲、第4曲 ⇒ https://youtu.be/VTjRokK6QdM
さらにこちら。元曲ともいうべき交響詩<ナポリ>にあたる第5曲 ⇒ https://youtu.be/2g2oXC5MiNE

マスネ組曲<絵のような風景>から単独で演奏されることも多い「ジプシーの祭り」 現代電子オルガンの威力やいかに。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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