小曽根真 <ザ・トリオ>



今月に入ってから穏やかな日が続いている。次第に気温も上がってきて、日中は少しムッとすることもあるが、まだ汗をぬぐうほどでもない。よい季節…暑い暑いとウダウダ言い出す前の束の間。今夜は心静かにジャズを聴きましょうか。


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小曽根真が自身のトリオ名義でリリースした最初のアルバム。ちょうど20年前の1997年、小曽根真36歳のときの録音。ベースに北川潔、ドラムスにクレランス・ベン。スペシャルゲストとしてギターのジョン・スコフィールドが3曲に参加している。かなり以前からジャズに留まらず、クラシック分野での演奏も話題の彼だが、この盤はそうした彼のキャリアが本格化し始める頃の録音だ。

とても雰囲気のいい盤だ。スウィンギーな曲も絶妙のバランス感覚の上に展開される。つまり、ノリと勢いだけでガンガン行くような演奏ではなく、知的なコントロール下に置かれているとでも言えばいいだろうか。バラードプレイもしかりで、甘ったるい情緒だけで終わらない。そう感じながらライナーノーツを読んでいたら、このアルバムの録音あたっては、各パートの楽譜をかなり周到に書いた経緯が記されていた。ジャズの楽譜というと、テーマとコード進行だけがざっと書かれていて、あとはその場の事前の打合せでゴー!というケースが多い中、異例とも言える。もちろん彼ほどのプレイヤーであればそうした展開もお手の物だろうが、そんな丁寧な手仕事ぶりをうかがわせる一面が、彼のその後と多方面での活躍につながっているように感じる。


ジョン・スコフィールドのギターも聴けるバラード<Home>


<Tea for Three>



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マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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