ラフマニノフ<ヴォカリーズ>
今週は週後半になってジワジワ気温上昇。きょうも真夏日寸前となった。一日同じように過ごしていても、気温が上がると、やはりエネルギー消耗も多いのか、いささか疲れて帰宅。ひと息ついて渋茶を一杯。 こんな夜は、美形のディーヴァに癒されようかと、とっておきの盤を取り出した。

アンナ・モッフォ(1932-2006)がストコフスキー(1882-1977)指揮の管弦楽伴奏で歌っている有名な盤。1964年録音。収録曲は以下の通り。
・カントルーブ:<オーヴェルニュの歌>から
アントゥエノ/羊飼いの乙女/泉の水/バイレロ/牧場を通っておいで/
女房持ちはかわいそう/子守歌
・ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番:アリア/ダンツァ
・ラフマニノフ:ヴォカリーズop.34-14
<オーヴェルニュの歌>は20世紀初頭にダンディ門下のカントルーブがフランスオーヴェルニュ地方の民謡を採譜しクラシカルな手法で歌曲に仕立てたもの。いずれも同地方の風光を思わせる明るい曲想。春の宵にはちょうどいい響きだ。ヴィラ=ロボスとラフマニノフは毎度お馴染み。ストコフスキーの伴奏はもっとアクが強かったのでは思ったが、こうして聴くといずれの曲も控え目に伴奏を付けていて、さすが老練の技といったらいいだろうか。 ラフマニノフのヴォカリーズ、超好き~!などとアラカンおやじが叫ぶのは我ながらどうかと思うが、すっかり通俗名曲となったとはいえ、やはりいつ聴いても胸キュンものの名曲だ。通俗上等!ミーハー上等!
アンナ・モッフォは1935年生まれで、録音当時30代そこそこの頃。ハリウッドからも声がかかるほどの美貌も輝きのピークだったろう。このアルバムのジャケット写真のごとく、部屋のドアを開けて明かりをつけるとこんなゴージャスな女性が待っていたらどうしようかと、要らぬ妄想に心乱れる春の宵であります。
この盤の音源のラフマニノフ<ヴォカリーズ>
この曲はチェロでもしばしば演奏される。
ダニエル・シャフラン(1923-1997)…渋い!なんてカッコいいんだ。
★★追伸★★
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