a twist of jobin



きょうの関東地方は晴れて気温も上がったが、湿度感はやはり梅雨。段々この時期らしい天気になってきた。帰宅後、ひと息ついてエアコンもオン。暑気払いというほどではないが、ちょいと息抜きにと、久々にこの盤を取り出した。


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ギタリストのリー・リトナーが呼びかけて集結したオールスターキャストによるアントニオ・カルロス・ジョビンのトリビュートアルバム。収録曲は以下の通り。

1. おいしい水 2. キャプテン・バカルディ 3. ジンジ 4. 3月の雨 5. ボニータ 6. ストーン・フラワー
7. ファヴェラ 8. チルドレンズ・ゲームズ 9. ラメント 10. モハーヴェ 11. イパネマの娘 12. アンティグア

夏を迎える頃になると、条件反射的にボサノヴァが聴きたくなる。ぼくは熱心なボサノヴァファンというわけではないので、手持ちの盤もごく僅かだか、そんな中でこの盤はよく聴くアルバムだ。もっとも、このアルバムはボサノヴァの創始者といっていいジョビン・トリビュートではあるし、ボサノヴァの定番曲が収められているものの、純粋な(…という表現が適当かどうか分からないが)ボッサというよりは、軽いフュージョンあるいはAORに近いテイストだ。ボサノヴァを発祥の地ブラジルよりに位置付けるか、50年代終盤以降アメリカに渡ってポピュラリティーを色濃くした、よりグローバルな音楽に位置付けるかの違いがあるだろうが、このアルバムは完全にアメリカの、それも西よりのそれだ。
まあ、そんなことより、「超」が付く一流プレイヤー達の肩の力が抜けた、それでいて完璧なプレイがこのアルバムの真骨頂。何曲かは歌入りで、中でもアル・ジャロウとオリータ・アダムスのヴォーカルが実にいい。他の曲もジャズテイストの強いもの、スローロック調、ラテン色の濃いもの、いろいろなアレンジがなされているが、そのいずれもが「過ぎずに」いい感じの仕上がりで、大人の音楽になっている。

灯りを落としたタワーマンション上層階のリビングルームで、冷えたスパークリングワインなどやりながら聴くには最高のチューンだ。…残念ながら、田舎の戸建の一室で下戸のオッサンが麦茶で一服…では絵にならない。


今年2月に亡くなったアル・ジャロウ(1940-2017)とオリータ・アダムスが歌う<三月の雨>。
<ワンノートサンバ>や松田聖子<ロンクンルージュ>などと同様、一つの音を中心の上下するような、メロディーらしくないメロディをコード進行の妙で音楽に仕立てる仕組みの曲。この手法は古来クラシックの世界、とりわけロマン派の手法の一つ。ショパン前奏曲4番やワグナー、ギター弾きならタレガの前奏曲イ短調などが思い浮かぶだろう。


アルバム全曲。



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持ってます。(^-^)v

私の音楽理論の先生はリー・リトナーのコンピューター関係(音楽制作用)のコンサルタント、私のクラシックギターの先生はリー・リトナーと大学時代の同級生&テニス仲間でした。
音楽理論の先生はレコーディングの現場にもよく呼ばれてたので「勉強になるからいつか連れてってやる」と言ってくれて、ギターの先生は「リーの家は豪邸で自宅にテニスコートがあるんだよ。いつか連れてってやる」と言ってくれてましたが、どちらも実現しないまま現在に至ります。(笑)

Re: タイトルなし

みっちゃんさん、こんばんは。
世の中、間に二人の人を介すと、ほとんどの人間がつながると聴きました。まったくその通りですね。私とリー・リトナーも、みっちゃんさんと師匠を介せばオッケー! このアルバム、録音もよくて、エレクトリックベースの重低音が心地よく響き最高です。
プロフィール

マエストロ・与太

Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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