アンセルメ&OSRの<三角帽子>



連日の猛暑。関東地方では梅雨はどこに行ってしまったのか状態だ。あさって辺りから曇りがちになるとの予報だが、どんな塩梅だろうか。 さて、プチ夏休みを終えて週明け月曜。ちょっとややこしい案件に手こずりながらも定時に終業。7時を少し回って帰宅した。ひと息ついて道楽部屋のエアコンをオン。程々に冷えたところで音盤タイム。きのうに続いて、こんな盤を取り出した。


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アンセルメ&スイスロマンド管弦楽団によるファリャのバレエ音楽<三角帽子>。メゾソプラノはテレサ・ベルガンサ。歌劇<はかなき人生>から間奏曲と舞曲がカップリングされている。このコンビはステレオ初期の50年代後半から60年代にかけて、英デッカの看板楽団の一つとして、主にスペイン・フランス・ロシア等の色彩的な管弦楽作品を多数録音した。英デッカの鮮明な録音とも相まって、そのいずれもがベストセラーとして長らく定番の評価を受けていた。手持ちの盤はきのうの<イベリア>同様、十年程前に大阪東梅田の中古レコード店で見つけた1962年リリースの国内初出盤。60~70年代を通じて名盤として評価が高かった盤だ。

久々に針を落として、あらためてその音の良さに驚いた。曲冒頭のティンパニーの連打、突き抜けるようなトランペット、空間に飛散するカスタネットの響き。半世紀前の音とは思えないほど鮮烈だ。アンセルメ&スイスロマンドの一連の録音が素晴らしいばかりに、同コンビの来日公演で実演に接した日本のファンは、録音との落差にがっかりしたという話もうなづける。確かに耳をそばだてると、少々アンサンブルの甘さがのぞくところもあるし、管の音程があやしいときもある。弦楽群もやや響きが薄い。しかし、華やかで色彩的な管楽器の音色、弦楽群のスッキリした歌いっぷりなど、総じてこうした曲に相応しい音響で文句はない。

実はこのコンビによるデッカ録音のボックスセットが少し前から気になっている。フランス音楽編ロシア音楽編、それとヨーロピアン・トラディションとしてベートーヴェンやブラームス、スペイン物を集めた、計3セットが出ている。全部で100枚を越えるセット。確か数年前にリリースされたと思うがまだ在庫有り。アンセルメのベートーヴェンやブラームスも実に面白いことから、手に入れるなら3セットを大人買いのつもりなのだが、さてどうしものかと思案中だ。


この盤の音源スコア付き


ムーティ&VPOによる<粉屋の踊り>


ギター版<粉屋の踊り> イケメンお兄さんミロシュ・カラダグリッチ。



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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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