春一番 ダイアナ・クラールのヴォーカル
気象庁はきょう25日、関東地方に「春一番」が吹いたと発表した。このところの気温上昇で通勤に使っているプリウスの燃費も上がってきた。ハイブリッド車の心臓である電池の特性が温度と共に変化するためだ。一般の乾電池や携帯の電池でも経験するように、気温が低くなるとおおむね電池の性能は低下する。プリウスの場合、気温が5℃を下回る辺りから低下を実感する。地方国道を約1時間、大きな渋滞もなく巡航するぼくの運行パターンは車の燃費には好条件で、夏をはさむ暖かい期間が約25km/リットル、それが厳冬期には20~22km/リットルまで下がる。しかしそれ以上は下がらないし、夏場の炎天下でエアコンを入れても特に大きな低下はない。総じて一般のガソリン車の2倍は走る感じだ。通勤だけで年間18,000kmほど走るので計算してみると…
一般ガソリン車の燃費を12km/リットルとして…
18,000km ÷ 12km/リットル × 135円/リットル ≒ 20万円
これがほぼ半分になるので年間10万円はセーブ出来る勘定だ。7年乗れば70万円。一般車とプリウスとのイニシャル費用の差はほぼ埋め合わせられる。コスト面だけでなく乗り心地や出来のいいシステム制御にも大いに満足している。不穏な中東情勢でガソリン価格が上がりそうな気配の中、4年前にプリウスに乗り換えたのは、買い物が下手なぼくにしては久々のクリーンヒットだった。…と、まあそんな話はどうでもいいか。リラックスしてジャズでも聴こうか、週末の晩だしね。


10年ほど前によく聴いたアルバムを取り出した。カナダの歌手・ピアニストでもあるダイアナ・クラールはこの2枚のアルバムが日本でベストセラーとなって、以降の人気と評価を固めた。実際このアルバムは女性ジャズヴォーカルを聴く楽しみを存分に味わえる。ジャズファンのオジサン達をとりこにするヴィジュアル、そして器用なピアノも秀逸だ。加えてアルバム「ラヴ・シーンズ」はクリスチャン・マクブライトのベースが実にいいし、ナット・キング・コールトリオに捧げられた「オール・フォー・ユー」はその名の通りピアノトリオとしてのまとまりがいい。
ダイアナ・クラールの声はやや太めで低いが、ハスキーというわけではなく、歌詞もクリアに発声される。ただ惜しむらくは、多彩な表情という点では少々物足りない。どの曲も同じ味わいで、例えばエラ・フィツジェラルドがときに豪快に、ときにチャーミングにと様々な表情を見せるに対して、ダイアナ・クラールはやや単調なのだ。特にチャーミングな表情に欠ける。これは男性として女性ヴォーカルを聴くときに期待する表現の一面を欠くことになる。「オール・フォー・ユー」に入っている「Deed I do」などは、以前記事に書いたブロッサム・デイリーの方が格段にいい。もっともこれだけ売れたアルバムだし、実際ぼくも買ったのではあるが、実はこのあとまったく彼女のアルバムに興味がなくなってしまった。チャーミングな表情を感じさせない女性なんて、と勝手なこと言って…。
今夜は何だか、ほめているのかいなのか、わからないような記事になってしまって恐縮です。ハイ。
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