ドヴィエンヌ フルート協奏曲ホ短調


先日、あるビッグネームからコメントをいただいた。非公開設定なのでここで紹介することは控えるが、ぼくが現在もっとも信頼している音楽とオーディオの評論家の一人からだった。何でも、以前から時折見ていただいている由。たまたま書いたオーディオネタの記事に対してアドヴァイスもいただいた。恐縮至極ですと、コメントに付されたメールアドレスに返信した次第。以前も、元NHK交響楽団フルート首席奏者の小出信也氏からコメントがあって驚いたこともあった。
さて、そんなことを思い出しつつ…。小出信也氏⇒フルートと連想ゲーム。ふと思い出して、こんな盤を取り出した。


201709_devienne.jpg 201709_Devienne_FL_Concert.jpg


フランス古典期の作曲家にして有能なフルート奏者でもあったフランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)の盤。どんな楽器でもそうだろうが、その楽器の世界ではポピュラーでありながら、音楽全般の中にあっては、ごく一般的な愛好家にはほとんど省みられない作曲家や曲がある。このドヴィエンヌもそんな存在かもしれない。この盤にはかなりの数が存在する彼のフルート作品から、2つのフルートのための協奏協曲ト長調作品76とフルート協奏曲第7番ホ短調が収められている。オーレル・ニコレのフルート(作品76では夫人のクリスティアース・ニコレが加わる)とアントーニ・ロス=マルバ指揮オランダ室内管弦楽団の演奏。1979年録音。例によって10年ほど前に格安箱買いしたLP盤中にあったもの。一年近く前にも一度記事にしているので、それを再掲しておく。

さきほどから第7番と称するホ短調の協奏曲を聴いている。古典期の短調作品の多くが緊張や深い感情表出に使われたように、この曲の第1楽章アレグロはまさにそうした性格を感じさせる開始だ。第2主題では穏やかな長調旋律を取りながら突如して短調に転じるなど、いずこもこの時代の短調作品特有の充実した響き。第2楽章はソロフルートが終始美しい旋律を典雅に歌うアダージョ。終楽章ロンドは再び短調に戻るが、長調の副主題を交えながらソロが華麗な技巧を繰り広げる。<フランスのモーツァルト>とも称されたドヴィエンヌの面目躍如たる佳曲だ。

フルトヴェングラー時代のベルリンフィル首席であったオーレル・ニコレは、終楽章の技巧的なフレーズもやや渋めの音色と落ち着いた吹きぶりで素晴らしい演奏を繰り広げている。


第1楽章。シュトゥルム・ウント・ドランク!


第3楽章。吹き振りはフィリップ・ベルノルドという奏者。オケはドゥダメル配下のシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ。


このコンビによる第1楽章  第2楽章 

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Author:マエストロ・与太
ピークを過ぎた中年サラリーマン。真空管アンプで聴く針音混じりの古いアナログ盤、丁寧に淹れた深煎り珈琲、そして自然の恵みの木を材料に、匠の手で作られたギターの暖かい音。以上『お疲れ様三点セット』で仕事の疲れを癒す今日この頃です。

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